プロ野球で「643のダブルプレイ」という言葉がありますが、これはいったいどういう意味なのでしょうか?
野球には守備位置番号というのがあり、1はピッチャー、2はキャッチャー、3はファースト、4はセカンド、5はサード、6はショート、7はレフト、8はセンター、9はライトを表しています。
高校野球は背番号がそのまま守備位置になっています。
643のダブルプレイは、この守備位置番号の順にボールが渡りダブルプレイになることで、つまり2、3塁間に飛んだ打球をショートがキャッチし、セカンドにボールを投げてワンアウト、そしてファーストに投げてツーアウトというわけです。
ほかにも463のダブルプレイ、453のダブルプレイなどがあります。
ところで、試合経過を記録するためにつけるスコアブックに三振をKと書きますが、三振に相当する英語はstrike out(ストライクアウト)で、あり、頭文字にKがついているわけではありません。
それなのに何故Kと書くのでしょうか?
strike outなので本来ならSを使うのが普通でしょうが、じつはSで始まる野球用語がsteal(盗塁)やsacrifice(犠打)など、ほかにもたくさんあるので、それらの用語と差別化を図るためにKを使うようになったといわれています。
