私は以前、イタリアン系の珈琲を扱うカフェのオープニングスタッフとして働いていました。
その時の研修で品川に行きました。そこには、研修専用の施設で店舗同様の設備が整っていました。
当時は未だ、今のようにイタリアン系カフェが多くはありませんでした。
あるのは昔ながらの喫茶店でしたから、新人アルバイトの私たちも四苦八苦しながら研修に臨みました。
私たちが学んだのは、エスプレッソの入れ方やエスプレッソをベースにしたドリンクの作り方です。
そうはいっても、最初から作らせてもらえたわけではありません。
まずは珈琲豆の歴史や産地について覚えなければなりませんでした。
なかなか大変でしたが、その研修を無事に終えた私たちは、後に品川から近隣の店舗へと送られました。
それからはそこでお客様を相手に実践練習です。アルバイトとはいえ、本格的に働くのですから、慣れるまで大変でした。その後、オープニングスタッフとして開店する店舗に集められました。
新しいお店がオープンしてみると、オフィス街だったこともあり、OLさんやサラリーマンなどに大人気で非常に混雑しました。
お昼時間になるとお客様の行列がお店からはみ出るほどでした。
おかげで初心者だった私たちもすぐに仕事になれましたし、一緒に頑張ってきたメンバーとは強い仲間意識も生まれました。
全くの他人同士だった皆が、品川の研修施設で出会い、そこから苦労をともにして新しいお店を作りあげたのは、とても感動的でした。
私は結婚を理由に退職してしまいましたが、そのお店は今もあります。
前を通るたびに、懐かしい思いがこみ上げてきます。コーヒー好きな私にはぴったりのアルバイトだったので長く続けられたのだと思います。
http://job-lacarte.info/←で、自分に合った飲食店を探してみてはいかがでしょう。
"