支那そば屋わさらび　～ラーメン＠沼津～静岡おいしいもん!!!

伊豆稲取でおいしいと評判だったお店が沼津に移転して2年程。
稲取時代からの客に加えて評判を聞きつけた沼津近郊のお客様を増やし、かなりの人気店となっている店。
ネット上での口コミも高く、店主一人で切り盛りしており、カウンター席のみの店なのでいつも満席でなかなか入ることができないとの噂だったので、開店間際の時間を狙って入店。

店内に入ると9割がた男性客。ほとんど満席に近い状態の割には、静かだな～と思いながら席に着く。
何にしようかな～と壁に貼ってあるメニューの写真を見渡していると・・・・
「お食事はお静かにお願いします。」
という佐野実的な張り紙が。
そして、それを守っている客達の間に漂う変な緊張感。
注文をするにも支払いをするにも、店主の顔色を見てお伺いを立てている状態なのだ。

正直、私はこういう張り紙がしてある店（なぜか、ラーメン店でしか見たことがない。）が好きではないのだが、“そこまでして食べたくなるようなラーメンなのか？”という期待を込めて、ここはおとなしく従うとしよう。
そして店主と眼があった隙に注文を済ませたのだが、蛇に睨まれた蛙とはこういうことを言うのだろうな・・・と妙に納得してしまった瞬間であった。

味玉そば（醤油）800円。
麺は全粒粉を使っているため日本蕎麦に近い色で、もちもち。
渦巻きのようなチャーシューは、熱川フレッシュポークという肉を使っているそうだが、柔らかく蕩けていく。
動物系スープと魚介系スープのＷスープということだが、どちらかというと魚介系が勝っているようで煮干し系の香りがする。

支那そば（塩）700円。
塩味のスープ。さっぱりしているのだが私にはしょっぱ過ぎた。
“科学調味料を使用しない体に優しい最後まで飲めるスープ”
に期待していたのだが、化学調味料を使っていなくても、塩分に難あり、とても飲み干せない。

ラーメン通の方達がこぞって“美味い！”と言っている店なので、わかる人が食べればわかる味なのだろうが、申し訳ないが私には難しすぎてわからなかった。

それだけラーメンとは奥が深いものなのだと改めて感じた店であった。

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