1985年に東芝から卓上ワープロが製品化されたときに、ITトレーニングが始まりました。



そしてWin95が世に出て、エンドユーザーコンピューティングの名の元に、個人向けITトレーニングバブル(勝手に僕が名づけています)が始まることになりました。そして、2000年の森総理のeジャパン構想で最盛期を迎えることになったわけです。

多くのパソコンスクールが1995年に生まれ、それから2005年までの10年は非常に良い時期だったのだと思います。このときに行われた、操作トレーニングが今も続いています。



一方、企業が社員教育を行うための集合研修は、1991年のバブル崩壊とともに、縮退市場となりました。お金を生まない研修は、経費削減のあおりを受けやすいものだったわけです。それから、企業業績の改善と雇用難に伴い、社員教育に費用投下する企業が増えてきました。

(サブプライムローンに端を発した金融問題の影響で、社員研修を行う企業が減少するかもしれませんが!)



このような変化の中で、企業研修を検討する方々の考え方も、成果の出る研修を求めるように変わってきました。



大手通信会社の研修担当者にお会いしたときに言われた言葉です。

”テキストを読み上げる研修にお金と時間を費やすのはばかばかしい”



操作スキルを学ぶ画一的な研修では、効果をもたらすことができません。Win95とともに使い始めた人が殆どの時代ではありません。それから、13年がたち、殆どのビジネスパーソンがエクセルやパワーポイントを使い仕事をしている時代です。学生も学校で学んでいる時代です。



各社各様の業務において、どのように使えば効率が上がるのか、クオリティーが上がるのか、それぞれに最適化したカリキュラムである必要があります。



僕は、自分の肩書をオプティマイザーとしました。これは、業務の最適化、研修の最適化をサポートしたいとの思いからです。おそらく、このような肩書は日本で唯一だと思います。



僕のお客様に思いが伝わりつつあります。ある会社から、顧問契約を検討しているとの話をいただきました。別の会社からは、業務の可視化をしたいので、相談にのってほしいとの話をいただきました。



まだまだこれからですが、オプティマイザーとしてのレベル向上に努めていきたいと考えています。