受講者の職種として多いものが3つあります。



・介護士

・保育士

・医療事務



全てに共通の退職理由は報酬が低いこと、介護士・保育士は、加えて体力的に厳しいということのようです。



特定の職種の離職者が多いのは、構造的な問題のように思います。離職者向けセミナーは厚労省管轄となっています。離職者向けの就業に向けてのトレーニングは有益なことだと思いますが、加えて、離職しなくてすむような対策も講じてほしいものです。



3つ実施したセミナーの1つに「母子家庭のお母さん」を対象にしたコースがありました。



皆さん、切迫しています。なので、就職意欲が非常に高かったです。でも、現実には、ブランクが長かったり、年齢的に厳しかったりで、苦労することになるだろうと思いました。



離婚したお母さんは自己責任のようにも思います。しかし、そのお母さんが仕事をし収入を得ないと、そのお子さん方の学習機会が損なわれていくことになるだろうと思います。



官公庁やその管轄団体での採用枠を広げ、これらの方々の就業機会を設けてもらいたいものだと思いました。これこそ、民間ではなく公的機関の役割のひとつではないかなんて思った次第です。



今回で4コースの講師を務め終えました。

また、来年2月末から3月の初めに3コースを担当する予定です。きっと、また、いろんなことを考える良い機会になるだろうと思っています。



ちなみに、今、新入社員向けのビジネス研修を、自分でやろうかなんて思っています。