ハウスクリーニングの美粧舎 店長日記 -17ページ目
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一般ご家庭のカーペットクリーニングの中止している訳

一般のご家庭のお客様でも、ハウスクリーニングでカーペットやジュウタン
のクリーニングをする方がいらっしゃいます。

当店には、カーペットクリーニングに使用する「エクストラクター(リンサー)」という
マシンが、一人では車から降ろせない、ちょっと重いマシンしかありません。
その為、一般ご家庭のお客様の場合、原則お断りさせて頂いてます。
2人でお伺いとなると、作業代金も高めに設定しなければないからです
(作業量は1人でも可能なのに、2名分の費用をみなければならないからです)。

まぁ、この「エクストラクター」がなくても、「ボンネット方式」とか「ヤンパット方式」
や「ドライ方式(ここ何年、やった事がないですが)」など色々と方法があるのですが、
一般ご家庭のカーペット・ジュウタンをクリーニングする方法としては、
私はあまり向かないかなぁ、などと思っています(色々な状況から)。

オフィスや飲食店などと違い、ご家庭の場合、敷物の上を素足で歩いたりします。
また、ゴロンと横に寝転がったり、赤ちゃんが舐めたりとか。
ワンちゃんやネコちゃんがいるご家庭も多いですしね。
(オフィスや飲食店などで、横になる人や素足で歩く人は、あまりいないでしょう)
そうした場合、敷物に残留した洗剤でカブレを起したり、といった事も考えられます。

以前、相見積もりで、ある会社さんの応接室のカーペットクリーニングを見積もりしました。
値段で負けてしまったので、もう1社がクリーニングしたのですが、翌日そのお客様から
『応接室に入ると咳が止まらない』
とお電話頂き、見に行った事があります
(そのクリーニングした業者に電話すればいいのに…なんてその時は思いましたが)。

応接室に入ってみると、ホコリが舞っているような、モヤがかかったような感じ。
少しすると眼がチカチカして、咳が止まらない。
「エクストラクター」を使って清水でリンスをしてみると、泡だらけの汚水が回収されました。
洗剤分が、まだまだカーペットに残っていたのですね。
乾燥した洗剤分が、歩行する事によって空気中に舞いあがったのだと思います。
人体には影響大有りですね。
これは極端な例なのですが、こういった事がありました。

カーペット・ジュウタンクリーニングの場合、リンス(すすぎ)が不十分だと
やはり洗剤の残留が考えられます。水を大量に使用すればいい訳ですが、
オーバーウェット(濡らしすぎ)の問題もあります。
中和剤を使用すればいいというだけでは、ないと思います。
単純に乾きが遅くなったり、素材によっては縮みやブラウニングも起こります
(その他、書ききれませんが)。
 
乾燥重視で水量を減らせばどうなるか…?
洗剤の残留と汚れの取残しが多くなります。
専門的な話になりますが、噴口を変える手もあります。

オフィス等では、乾くまで原則入室はお断りなのですが(半日~翌日位まで)、
一般ご家庭でそれは可能なものでしょうか?
濡れた敷物の上を歩くのは、濡れ雑巾で足を拭いていくようなものなので、
汚れが移り易いです。
乾燥前は寝転がる事もできません。洋服が濡れてしまいます。

また乾燥の過程で、洗濯物を室内に干した時のような、匂いが出るときもあります。


『ウン年間ずっと身に着けたままの衣類が、洗濯によってキレイになるかどうか?』

カーペットも同じです。ダストポケットと言われる位ですから、内部にある汚れは
かなりの物です。クリーニングでこれは取り除けますが、
見た目的には『正直、厳しいなぁ』という時があります。
もちろんクリーニングに意味がないという訳ではありません。
スッキリ、キレイになる物も多いです。

パッとは見えない内部の汚れを取り除くのも、クリーニングでは大切な事です。
しかし、お客様には仕上がった『見た目』で評価される事が多いのも事実です。

カーペットは特に早め早めのクリーニングが必要かと思います。
時間の経過した『汚れ』は、なかなか難しいです。
衣類と同じ?ように考えた方がいいかもしれません。

それとお客様の十分なご理解が必要かと思います。


当店で使用している洗剤『ピア』に安全性の高いある物を添加してクリーニングいたします。ですが長年色々な物件をクリーニングしてきた私からすると、正直パンチに欠けます(クリーニングの方法にも問題があるのですが)。
これ以外にも生分解性の高い洗剤は幾つかありますが、クリーニングの対象(素材)を選んでしまうデメリットや、クリーニング後の濡れた状態に入室した場合、その足でフローリングなどを歩くとスリップしてしまう、などのデメリットがあります。

何人かのお客様からクリーニングのご相談を頂くのですが、十分にご相談させて頂き、ご理解をして頂いた上で、まずは『お見積り』させて頂きます。

ワガママで申し訳ありませんが、それほど一般ご家庭のカーペット・ジュウタンクリーニングは難しいと考えております。

やっちゃいました

嗚呼 愛しのバロン号

2007年11月26日


先日、早朝の事でした。
ここの所、バロン号は不調気味だったのですが、ついにエンジンがかからず。
セルモーターは回るが、エンジンに火が飛ばないようでした。
その日は仲間の掃除屋さんのヘルプだったので、腰周りの道具だけ持って、
取り敢えず自家用車で出動しました。

帰宅後、知合いの修理屋さんにお願いして見てもらいましたが、
その場ではどうにもならず、牽引されて行ったのです。

もう16年物の古い車なので覚悟はしていましたが、翌日あっさりと
「修理終わったよ」と連絡が。
ポイント(イグナイター?)の交換だけで済んだのは良かったのですが、
帰宅してみると。なんとフロントバンパーに穴が開いてるではないですか。
しかもウインカーランプも壊れてるし。左の後ろもぶつけて、
塗装が派手に落ちちゃってるしで、散々でした。

すぐさま修理屋に行って、社長さんに事の次第を説明すると、
従業員の誰かがぶつけたらしいとのこと(社長さんも知らなかったみたい)。

取り敢えず代車は何とかなるので、本日より今度は板金修理に出しました。
もちろん無償で修理です。

バロン号↓

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