食後に何か落ち着いた音楽を聴きたい。

クラシックは、そういう曲には事欠来ませんが、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第一番などいかがでしょうか。

メンデルスゾーンはモーツァルトに一番近い作曲家ではないでしょうか。悪魔的な面を持たないという決定的な違いはありますが。

だからメンデルスゾーンの曲は大変耳当たりが良くて、食後、ちょっと高尚なBGMが欲しい時なんかピッタリです。

もちろん音楽的才能に満ちたメンデルスゾーンですから、その気になって聴けばそこには溢れんばかりの魅力的な音楽があります。

残念ながら、全てのジャンルにおいてトップを争う位置にはないのも事実で、あの有名なヴァイオリン協奏曲もベートーヴェン、ブラームスと並び三大ヴァイオリン協奏曲と言われていますが、さすがにベートーヴェンやブラームスと並べると音楽の格が一段違います。

演奏は

　アイザック・スターン（ヴァイオリン）

　レナード・ローズ（チェロ）

　ユージン・イストミン（ピアノ）

の録音を聴いていますが、十分です。

ピアノ三重奏曲第二番の方も同じように楽しめます。

特に演奏者の個性が出るような曲ではないので、ネットで見つかったものを聴いてもらえればいいと思います。

この章終わり。

名曲を聴いてみよう〜メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲 第一番