夜のやみのなか                   
川底は嘆くよ
おひさまの光を見たことはない
風の音を聞いたこともない
一度も。

だん だ だだだむ だん だ だだだむ
だん だ だだだむ だん だ だだだむ

  ある日
  小さな魚
  砂や小石がやってきて話していたよ
  ここは安心
  ずっと住んでいたい
  雨に流され 大きな岩でこなごな
  体がボロボロ
  大きな魚に追われて 兄弟とはぐれた
  ひとりぼっち
川底はうれしかったよ
ここでよかったら
おいらでよかったら
いっしょに。

だん だ だだだむ だん だ だだだむ
だん だ だだだむ だん だ だだだむ

川底は歌うよ