当然の幕切れの翌日は地元の小さな大会でした。
棄権も考えたけど、本人が出場したいと言ったので、
クラブとは別行動、ユニフォームも自前のもので参加。
所属元の生徒たちには我が子の動向について、
監督からどう伝えられていたのか分からないけれど、
会場で私たちと顔を合わせてもよそよそしい態度で、
挨拶すら避けている様子。
試合中は何人かが我が子に
『頑張ってね』と声かけてくれたようだけど、
生徒たちは監督から言われなくとも、
クラブを辞めた人達とは話してはならぬ、
話しているところを見られたら監督に怒られると言う
雰囲気を感じていたように思えた。
応援に来ていた他の保護者の方には、
詳しい経緯は伝えず、感謝だけを伝えた。
理由を詳しく聞かれることもなかった。
他のクラブの顔見知りの保護者にも
クラブを辞めたことを伝えた。
こちらは『えっ、どうしてですか?』と
ビックリした様子で、理由を聞いてきた。
事の経緯を話すと
『あ~、やっぱりですか…、
そんな感じがしてたんです。
試合中に怒鳴られて泣いているのを見て、
心配してたんです。』
『そういう所は辞めてよかったと思いますよ。
子供なんだし、まずは楽しんでやることが
大事ですよね。』
利害関係のない他のクラブの保護者の方が見ても、
あの監督はハラスメント野郎に見えていたんだと
確認できて、少し安心した。
だって、本人は1ミリたりともハラスメントだなんて
思っていなかったから。
そして、我が子の試合前練習を見て、
『○○ちゃん、今日はいつもと違って、
楽しそうですね。』
と、明らかに顔つきが違っていたようです。
本人も明日からは行かないと決まった途端、
洗脳が解けたように、もっと早く辞めれば良かった。
なぜ頑なにあのクラブに拘っていたんだろう?
と気持ちがスーッと楽になったみたい。
メンタルが完全崩壊する前に救出できて本当に良かった。