入隊といってもまだ正式に決まったわけではなく、これから始まる恐怖のトレーニング。
これをパスしない事には部隊に居られないのであります。
しかも彼は体重オーバーだったので、別の食事制限、トレーニングが待っていて誰もが卒業は出来ないだろうと思われていたらしい。特にパパは、、、
ろくに食べれない割に厳しい訓練。頭ごなしに浴びる教官の罵声。
普段ならもうとっくに手が出て喧嘩になっているのに、ぐっと堪えるアメ人旦那。
何十人と挫折して抜けていく仲間を見ながら、何度も投げ出しそうになったみたいだけど、戦車に乗りたい気持ちと男の意地??が何とかとどめた。
それから数週間、体重もみるみる落ちて骨皮筋右衛門になり全くの別人に。
頑張りました〜私の旦那!!!
そして待ちに待ったブートキャンプの卒業式。
一人ずつ名前を呼ばれ、『おめでとう、今日から君たちは立派な海兵隊だー』
とか何とか言ったんでしょうね〜
仲間とはお互いを讃え合い『じゃまたどこかで会おうぜ』
とか言ったんでしょ〜
早くこの栄誉を家族に!! と探していると向うからパパがやってきた。
ハイ!!と声を掛けようと近づいて行くと、パパがなんと素通り
そう、あまりの痩せように自分の息子と気が付かなかったのですよ。
見てビックリ、どれだけ頑張って卒業を迎えることができたかって事を、パパは分かっているから本当に嬉しかったみたいです。
今までやってきた無謀な数々、それらも今日で帳消しになったような〜
そんな嬉しさが込み上げて目がウルウルしていたパパ。
いつも冷静で威厳のあるパパが喜んでいる、笑っている、涙を見せているではないの。
その時、最後まで頑張って良かった!!としみじみ感じていたアメ人旦那でありました。
赤血球の数値がまだ足りていなかったので、来週またPCVのブラッキー

