こんにちは、bishopです

なんだコレ?まだ9月の山行が終わってないじゃねーか
既にここから現在までいくつかの山ネタがあるにも関わらず、なかなかUP出来ずに未だ引っ張ってます

それなのに今回も日々少しずつしか書けず、気付けば年を越そうとしているではないか!!

自分でも呆れてしまいますが、一応大切な記録なのでやり遂げたいと思います




時計12日 6:00
2日目、大天荘を出発し目指すは常念岳
テコテコと朝日が眩しい縦走路を歩く
ここからは主にトラバースしながら進む事になる
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まだ少しヒンヤリした空気と降り注ぐ陽の光がたまらなく清々しくて、どこまでも続く道に一歩一歩自分のペースで歩んでいける事の幸せ…

これかこれなのか数々のブロ友さん達が山に登る度に幸せだと叫ぶ気持ち…
B自身、これまでも日帰りでいくつかの山に登ってきたけど、こんなに俗世を忘れて歩けるのは初めてだ
お泊まり登山って素晴らしいッ


あぁ、雲海も太陽もなんて美しいんだ
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この悪天女を北アが予報をも覆し迎えてくれている…感謝の気持ちでいっぱいになる

昨日から、かつて無いほど歩いてるのに疲れを感じないのは、目の前にこの景色があるからだろう
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時計6:55  東大天井をまく
朝は寒くてフリース&ニット帽だったけど、暑くなってきたので歩を止めて脱ぐ…
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いつもならここで一休憩しちゃうか、東大天井岳ピークに寄り道もしたかったけど、今日は8時半までに常念乗越に到着せねば
そこにBにとってのいわば足長おじさんがやってくる←コレに関しては後程…

それにB自身も、先を見るとまだまだ続く縦走路に高揚してるのか?俄然ヤル気スイッチ入りっ放し
さぁ、行こう!!
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太陽かグングン昇っていく晴れ
空の色が更にパワーを与えてくれる
開放感でいっぱいになる

何のしがらみもない
私は今、自由だ!!

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綺麗に整備された縦走路が見える…長い道のりも見渡せる事で
よし!次はあそこまで行くゾ
と見える素晴らしい景色の一部になれる喜びを感じながら歩ける
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あれが横通岳かな?などと相変わらず山の同定は定かではないが、この道は最終目的地の常念岳に続いてるのは間違いない
地図で確認しつつテクテクいくよ

途中のぬかるみだって
え~グチャグチャやん~
とか独り言言いつつ顔はニヤニヤしてる自分に気付き、また笑ってる
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森林限界って、当たり前だけど下界とは異世界だなぁ
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時計7:50
横通岳をまいてしばらくすると、常念小屋の文字
もう少しだ
でもそれと同時にこの天国の様な縦走路もあと少しで終わってしまう寂しさも…何とも複雑な気持ちになったりして
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ガレた道をガシガシ歩いていると、単独男性とすれ違った
軽く挨拶するが、大天荘を出て初めて人に会ったので妙に緊張するB
昨夜は常念小屋に泊まったのかなぁ?どこから来たのかなぁ?と勝手に思い巡らす
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その後、最後のトラバースを終えると…

あっ常念小屋だ
そして目の前には
ドッシリそびえる常念岳
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最終目的地を目の前にして、よぎってた縦走路の終わりの寂しさも忘れて下ってゆく

下山は楽チンお手の物~♪♪と樹林帯に入ってホイホイ行くが、何かいつもと違う…
ここにきて初めて自分の疲労具合に気がついた
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下りても下りてもなかなか近付けない…
小屋は目の前なのに

後半からは足が重くホイホイからテコテコ、やがてトボトボここで無理してケガでもしたら大変ゆっくり行こう
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テン場に人が確認出来るまで下りてきたので、足長おじさんが既に来てないか目を凝らす
まだ到着してないようだホッ
え?何でホッとするかって?
それはお待たせしたら悪いかな?(普段遅刻魔が何をほざく)という気持ちと、最後の1人の時間をゆっくり味わい治めたかったなんて気持ちもあったりして

時計8:28 常念乗越

長く感じた下りを終えてたどり着いた先はひらけ常念乗越!
着いた~~~ッ

広がる青い空にズラーッと並ぶアルプスの山並み
しばらくザックを背負ったまま、口も開けたままでウハァ~
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そのうち我にかえり、そーだそーだ!写真撮らなきゃとザックを下ろし一息つくと、一ノ沢から誰か登ってきた
足長おじさんか?
ではなく、別の1人の男性だった

ゼイゼイ言いながら登りついたその方は、息も絶え絶えながらも
こんにちは…ハァハァこれ常念乗越ですよね?ゼィゼィ
そーですよ~、お疲れ様でしたぁ
うわぁ!!凄い眺めですね
私初めてなんですよ~
と、それはそれは全開の笑顔で景色を見渡し、興奮冷めやらぬ様子…
数分前の自分を見てる様で笑える
わかりますぅ私も初めてなんです!
あ、写真撮りましょうか?
と言うと、是非お願いしますッッ!! あ、よろしければそちらも…
という事でお互いを撮り合いっこ

ハッΣ(°■°)そーだ!
一ノ沢から他に登山者いませんでした?ソロの男性なんですが…
すぐ後ろにお一方みえたので、その人かな?もう着かれると思いますけど…
との事で、少し話をしていると1人の男性がまた息荒く登ってきた……が、またもや足長おじさんじゃない

しかし一ノ沢からはみんなゼィゼィハァハァ登ってくる余程しんどいルートなのか?

あの方とは違いましたか?
それだったら…あ!ベンチでサンドイッチ食べてた方がみえたからその方かな?
ああ~そうかもしれないですね、ありがとうございます
と、その方とはお別れし、一ノ沢の方をのぞき込む……ふむ、なるほど…

足長おじさんの朝食はサンドイッチ

そーかそーか、ならばオイラもゆっくりこの景色を堪能しながら水分を補充しようとザックを広げていると…

ゼィゼィ…

またしても息の荒い登山者がやってきた様だ
振り返ると、
ハァハァ、うぃ~ッス!お待たせ~

やはり息を切らして現れたのは足長おじさんだ!!

わーい、来た来た!お疲れーーッッ

とハイタッチ イェーーイッッ

そう、この方こそ、Bの家の都合で限られた時間、限られた予算、しかも直前まで行けるかどうかわからない山行予定にも関わらず、それに合わせてプランを練ってくれぇの、数日前まで決定を待ってくれぇの、装備まで考えてくれながらもBの夢を実現させてくれるいつもお世話になりっぱなしの足長おじさん
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よっしー兄貴である同い歳だけど

昨日から、いや一昨日の晩から1人で初めて尽くしの旅をしてきて、ここで初めて知り合いに会った事で、これまでの珍道中を子供のように聞いて聞いて攻撃

ビ、Bちゃんひとまずベンチで休憩しない?

そーだった!前日仕事終わらせ駆けつけてくれ、更にドMらしき一ノ沢を登ってきてくれたのに、立ったまま
ゴメンゴメンと小屋前のベンチに移動

ここにザックをデポして、いよいよこの旅最後の登りとなる常念岳山頂を目指します







季節はずれの過去記事にお付き合いしていただきありがとうございます
生活に追われて、ついつい後回しにしてきたアメブロ…
残すところ後1話、何とか年内中に終わらせねば
ラストは常念岳登頂~下山です


読んでくれて