微照堂のブログ

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あんま、マッサージ、指圧、鍼、灸の技術を中心とし、さらに幅広く医療、健康、介護の問題まで私見を語ります。

 これまでこのテーマでは「過換気」と言うべきところで「過呼吸」と言っていました。「過呼吸」の方が一般的で分かりやすいと思ったからですが、「過換気」は体調不良や心理的要因で息を吸いすぎることで、慢性的状態も含みます。一方「過呼吸」は激しい運動の後一時的に呼吸が荒くなって吸いすぎる状態ですので、私の場合はやはり「過換気」の語が適切と思われます。それで今後は「過換気」の語に統一します。

 前稿から3年以上経ってしまいましたが、この間も過換気の発作は何度もありました。その都度試行錯誤を繰り返し、対処法も少しづつ改良されてきました。ここ数年の発作の起こり方の主要なものは、まず風邪やアレルギーで気管にイガイガした感じがあり、そのまま寝ると無意識の中で呼吸が速くなり、そこで目が覚め過換気に気づくというパターンでした。過換気に気づいたらすぐ起きて座位を取り、呼吸を落ち着かせれば回復します。しかし睡眠時間を犠牲にしたくないので、寝たままコントロールする努力をしました。その内容は、腹を圧迫して吸気を減らす、腹群筋を指圧して緊張を緩める、カウントして呼吸数を低下させる、などですが大抵うまくいかず結局起き上がって調整することになりました。

 いったん過換気状態になると自律神経が大きく乱れますので、自律神経失調と一言でいわれるいろいろな症状が出ます。それが1日から2,3日尾を引くのです。その損失感、仕事が遅れる焦りが心理的負担となり、悪循環になっているような感じもありました。

 ところが最近、ちょっと具合いいんです。問題部位は腹筋群ではなくて横隔膜ではないかと気づいたからです。横隔膜の無用な緊張により呼吸が浅くなることで体に変調を来たしていたのではないか、との推測で現在横隔膜を緩める実験をしています。その実験を通してこれまでの身体的経験を説明して行こうと考えています。

 「腹圧上昇の悪影響5」で「医道の日本」に連載された久保田先生の報告に言及しましたが、その後読解は進んでいません。横隔膜の実験に目途が立ってから改めて当たりたいと思います。