私自身、ここ数年、とても気になる人がいます。
それはアートディレクターの佐藤可士和さん。
博報堂から独立し、(株)サムライを設立して
SMAPのアートワーク、キリンビールのアートワーク、
ユニクロのクリエイティブディレクションなど、
数々の仕事を精力的にこなす、今、日本でもっとも注目されている
アートディレクターです。
・・・・・アートディレクター????
だったら、kubotaさんと同じ職業じゃないですか????
と言われそうですが、
いえいえ・・・・汗
あちらは超一流。
私は、中小企業専門のニッチ流?!(笑)
仕事の規模の違いは歴然としているのですが、
それでも、「デザインを主体にしながらコミュニケーションを図る仕事」
という意味では、アプローチはかなり似ているので
とても参考になります。
そんな佐藤可士和さんが著書を発表したのですが、
もちろん、すぐに購入しました。
- 佐藤可士和の超整理術/佐藤 可士和
- ¥1,575
- Amazon.co.jp
その中で、印象的だったのは、
「広告でも商品でも際立たせなければ、力を持たない」
という一文。
佐藤さんの仕事のように超一流、予算は莫大にある・・・
という状況でもやっぱりそうなんだ・・・
と同じ職種ながら、妙に納得です。
というのは、私の場合、
クライアントの企業規模がちいさいので、
「できるだけ少ない予算で印象づける方法は???」
そのために、「どのアプローチが一番可能なライン???」
ということで戦略を組み立てます。
これがまさに佐藤さんの言葉で言う「際立たせ」の行為。
同じような作品、同じ商品でもこの「際立たせ」が上手く機能しないと、
せっかくプロジェクトを組んでも水の泡。
大きな会社の場合は、多少でもマスメディアにのるので、
それなりには認知されている状態からスタートできるのですが、
企業規模が小さいと、本当に存在すら世の中知られていなくて・・・・汗
まず、基本的に必要なこの「知られる」「印象に残る」という作戦が必須。
やっぱり、これだけものが溢れていると、
ただ商品を作って売る。
ただ作品を発表する・・・
その行為だけだと本当につらくって・・・・・汗
だから、そうならないためにも、
「作った労力、努力が無駄にならない方法は何???」と考え、
「際立たせる発想が本当に大事」そんな風にいつも思っています。
これって余談ですが、写真スタイリングにもいえて、
同じ小物なのに、「アプローチ」「見せ方」を間違えると
全く印象に残らないというのと本質的には一緒。
佐藤さんの超一流な仕事ぶりの中にも、
普通人にも置き換え可能な法則があるのがすばらしい。
「本質を見極めたシンプルなアプローチ」
これがファンになっちゃう理由です。
ブログを読んでくださる
一人ひとりに感謝です。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:窪田千紘セレクション*☆*:;;;:*☆*:;;;:
今日の一品
今年はなぜかこのポニースキンが気になります。
小物ですでにいくつか購入しました。
インテリアの上質なアイキャッチになるのがいいです。