寒い、寒いと、用水路を覗くと、亀が甲羅を干している。そうそう、うちの亀吉も日向ボッコさせて、冬眠させんとあかんなあ。

亀吉は、うちのプランターで産まれた。

誕生秘話は、また今度ということで、とりあえず今のお話を少々。

毎年、釣り人が使うであろう水色のハッポウスチーロールのひも付きボックスで、春までお休みしてもらう。

が、中には、段ボールの箱を入れて、そして、亀吉。という順番である。

衛生上、去年の段ボールは使えない。

買い物についでに、段ボールを探しに行く。

某スーパーで、段ボール置き場を見ると、飲料類のしかない。

あーこれじゃない。困ったなあ。

とりあえず、買った商品を車に置いて、またもや店内へ。

決して怪しい行為をしているわけではないのだけれど、ちょっぴり、ドキドキ。

さっき、お菓子を出していたはずと、お菓子コーナーへ。

あった、段ボール。忙しそうな店員さんに、すみませんと声をかける。

段ボールもらってもいいですか?と。

店員さんは、ニコニコといいですよと。

ちょっと品定めをしていると、どんなのがいいですか?ってきいてくれた。

えーっ、なんというお言葉。

あの~、亀田の柿ピーぐらいの。というと、

ちょうど、出すところやけん、と開けてくれた。

なんという親切。嬉しくて、ついつい言わなくていいことを言ってしまう。研ナオコの窓ガラスか?うん?ちがうかな。

亀の冬眠ようなんです。

冬眠?

なんということでしょう。店員さんを返事に詰まらせてしまうなんて。

まして、亀田だなんて。

これは、書いていて今気づいたのね。

ありがとうございますと心からのお礼を言って受け取る。

専業主婦なので、人と関わることがあんまりなくて、親切が身に染みるのです。


家で、ゲットした冬眠グッズをセット。

日光浴を終えた亀吉と、夏前に道を横断していた子亀を二匹まとめて、柿ピーの段ボールに入れる。穴を開けた蓋をして、例年通り、洗面所の横に置く。お休みなさい。


ただ、心配なことが。

二匹入れたのはいいのか。


そして、隙あらば洗面所に行きたがる猫がいる。冬眠グッズで爪を研ぐ。

中の亀がざわついている。

しばらくすると、落ち着くが。

テレビで見た亀は、桜の葉っぱで冬眠すると言っていた。優雅ですなあ。

バケツと桜の葉っぱ。

試そうかと思ったけど、いやいや、怖すぎる。

春に、無事会えますように。

#亀の冬眠 #専業主婦 #甲羅干し