今日は夕方から歯医者に行くので、『日本の八百万の神々に歯の神様もいらっしゃるかしら?』と思って検索したら、あちこちの歯科医院のサイトのコラムなどで紹介されていました。
それらによれば、口や歯についてのご利益があるお寺やお地蔵さん等の石像、神社、その摂末社を含めると全国300カ所ぐらいあるとか。
昔、庶民などは簡単に医者や歯医者などに診てもらえなかったでしょうから、そうなったら神頼みやおまじないをするしかなかったのでしょうね。
歯の痛みが耐えきれず切腹した人もいたそうです。
全国的に見ると、白山神社系の神社が歯の神様として信仰があるみたいです。
一説によると、元々御祭神は歯の神様だった。
歯槽膿漏による歯臭(はくさ)が白山になったとか。
大阪にはその名も「歯神社」っていう神社もあるようです。
東京だと「荻窪白山神社」という神社があるほか、神仏じゃないけど歯科医師会館に「歯の供養塔」があるというのは知りませんでした。
当ブログでこれまでに歯に関する話と言えば…第18代・反正(はんぜい)天皇紀がありました。
公式な歴史書である日本書紀、古事記にも書かれているくらい歯の立派な天皇陛下。
歯が見えるくらいの笑顔を臣下の皆々にも向けられていらしたという事も伺えます。
その治世は平穏にして穀物も豊作で人民は富み賑わい平和な時代であったそうです。
現代でも、その反正天皇がお住まいになられていた皇居・柴籬宮跡(大阪府松原市)に柴籬(しばがき)神社があって祭られ、歯の神様として「歯御守」も授与されていました。(他にも様々な御神徳があります)