縁起物とは?

 

年始や縁日に参拝者に授与され、飾っておくと神仏の加護が得られ、縁起がいいとされるもの。

注連縄(しめなわ)、門松などの正月飾り、酉の市の熊手、おたふくの面、破魔矢、招き猫、宝船など様々な種類があります。

↓とある飲食店の熊手。お客さん達が本物の紙幣を挟んで挿してくれて、このような状態になったとか。す、素晴らしく裕福な顧客層でビックリ!びっくり

飾る場所

神棚や床の間の他、玄関や鴨居の上などの清浄なところであれば問題ありません。

 

縁起とは?

縁起とは元々仏教の、様々な「因縁(いんねん)」によって「物事が起きる」ことをいう

「因縁生起(いんねんしょうき)」からきています。

 

それが転じて社寺の創建の由来や、それを記した文書の事を指すようになりました。

 

一方で、縁起は物事の吉凶の前触れ、その理由といった意味もあります。

 

この吉凶の前触れと言う意味から、江戸時代になって「縁起がいい」とか「縁起を担ぐ」といった表現が生まれ、縁起祝いや縁起直しなどの風習となって広く一般に普及しました。

 

それは今のスピリチュアル界隈で引き寄せ開運とか何とかいう、願いが叶ったかのように書いておくっていう開運法の元祖ですかね。

あの引き寄せなんちゃらは、私は全然効果が無かったのでバカバカしいと思っています。

またビジネスで広告代理店が仕掛けた事だと聞いています。

余談ですが

今日はクリスマスですが、先日、和楽備神社のおかめ市(12月の酉の日でもない日に市があるので熊手についているおかめからその名になったとか)に行ったら、鳥居の中から中近東系の面立ちの人も出て来て、ハッとしました。

世界のニュースではテロ行為や争いが取りざたにされたり、日本国内でもたまに騒ぎを起こす人もいるんで、ちょっと怖いと思っていたけど、日本文化と歴史のある神社にお参りして、ちゃんと、この国の文化や習俗に馴染もうする善人もいるんだと考えを改めました。

また露店の中には、白人系の外国人がベビーカステラを黙々と作っていたり、他の露店ではBGMにクリスマスソングを流していたり、様々な国の人、文化・宗教が同じ場所で共存できている日本は平和で素晴らしいと思います。

そこにはケバブ屋さんは出ていなかったけど、今年9月、東京の他の神社のお祭りではシシケバブとかの露店も出ていました。

 

世界には、同じ唯一神を信仰しているはずなのに、その聖地を3つの宗教により分割していたり、信仰する宗教の違う国で地続きの領土を巡って戦争を繰り返し、文字通り壁が国を隔てている所もありますから、日本の神道のような多神教で八百万(やおよろず)の神々がいるから、基本的に神社神道では天照大御神を本宗と仰ぎ、それと地元の氏神神社の御札を神棚に祀るけど、流派によっては例えば土御門神道だと泰山府君を主祭神として祀られてたりもするような、

誰がどの神様を信仰しても良い、複数の神様を祀っても良いという、大らかな、こだわりなく自由で、ある意味民主主義の出来る何千年も前から民主的な信仰は平和の礎になり得るのかなと想いを馳せました。