【天照大神の御誕生(四神出生章)第五段 一書 第八】
伊弉諾尊は、加具土命を5つに斬られました。
そしてそれらは5つの山祇(やまつみ)となりました。
首が大山祇(おおやまつみ)
体が中山祇(なかやまつみ)
手が麓山祇(はやまつみ)
腰が正勝山祇(まさかやまつみ)
足が しぎ山祇
この時、血がほとばしって砂石・樹・草を染めました。
それらが火を含んでいるのは(燃えるのは)こうした理由からなのです。
【私のつぶやき】
しぎ山祇の「しぎ」が、また変換できずにすみません。
それは誰のごんべんの部分が、「今、西」と縦にある字でした。
それから、現代では火を石や草木から熾(おこ)すことは稀になりましたので、
ピンとこない人も多いかと存じます。
しかし、昔は火打石が火花を生じさせ、木を擦る事で火起こしをしていたので、
石と木が火を内包するものと伝えられたようです。
火から山が生まれるというのも、
火山が噴火した際の現象を表している神話と考えられているそうです。