いわゆる神生みの話の本文以外の一書(あるふみ)の第一では、

伊弉諾尊が、

「天下(あめした)を治める貴い子を生もう」とおっしゃって、

左手に白銅鏡(ますみのかがみ)を持たれた時にお生まれになった神を「おおひるめのむち」(日の神・天照大神の別名)と申し上げます。

また、右手に白銅鏡(ますみのかがみ)を持たれた時にお生まれになった神を月弓尊と申し上げます。

また、首を回して後ろをご覧になった時にお生まれになった神を素戔嗚尊と申し上げます。

 

日と月の二神は生まれつき明るく麗しかったので、ともに天地を照らし臨ませられました。

素戔嗚尊は生まれつき残虐だったので、下して根の国を治めさせられました。

 

と、ありました。

蛭子は出てこない説ですね。