天地開闢(てんちかいびゃく)の文字がよく変換されたなぁと感心しながら、
神世七代(しんせいしちだい)から順序良く書いていきたいと考えていますが、
日本書紀の中でも登場する神々の名前や言動というか物語が微妙に違って諸説ありまして、
本文の他に一書・・・つまり現代風に言えば「また一説では」という意味ですが、
それが一つの場面で10種類もある事もあって、さらに古事記と少し違う点もあります。
そんな訳で、話がなかなか進まないだろうから、
最初に大雑把に日本書紀の骨格的なストーリーを紹介すると、
天地開闢 混沌とした世界から陰と陽、天と地が分かれ神々が生まれた
国生み 男女の神が天から鉾で地上の海をかき回して日本の国土を生んだ
天照大神の御誕生
天照大神と素戔嗚尊の誓約(うけい)
天岩戸
八岐大蛇
国譲りと天孫降臨
山幸彦と海幸彦
神武天皇の誕生
歴代天皇紀
とまあこんな感じです。
それと、八百万の神々の名で、最後に~の「みこと」とありますが、
みことの漢字が「尊」と「命」と2種類あり、日本武尊(やまとたけるのみこと)の「尊」は非常に尊い方。
それ以外は「命」と書きます。
あと、ヒコ=彦がつく名の場合は男神、ヒメ=姫、媛、比売がつく名の場合は女神が多いです。