11/2の御殿場での譲渡会のあと、小山町多頭飼育現場へ行ってきました。


GO!さんが身を削って救済を進めてきたことで、現場にズラッと並んだ檻はなくなり、
現在は1頭ずつの広々スペースで普通の外飼育。

残りの2頭が飼い主さんの元で生きる事に納得できる状態になったことから
GO!さんは現場に残っている2頭は救済しないと決め、呼びかけた最後の大掃除。

この日は、見たこと無い数の人間がいる中で一瞬近付いてしまい、興奮した2頭のガウガウがあって
頭部を狙って噛みつき、くらいついて離さない野性的な部分を体感しました。
やっと引き剥がせたときの犬達の顔付きは、今まで私が見たどの表情とも違っていて怖かった。
恐怖と興奮が入り混じった野性的な顔。
噛みついた相手が子どもやお年寄りで、しかも首筋だったら?
怖ろしいことになったでしょう。
私の飼っている犬もよく噛んできて、痛いけど、命の危険を感じた事はありません。
頭部を狙われたことはなく、袖口や手をカミカミする程度です。

4年も5年も1頭ずつ隔離され、体を動かすことも出来ないような小さな檻の中にいてストレスフルな犬生
人の何倍もの速度で年をとる犬の5年は、人でいうと20年位という話ですね。
ある日檻から出してもらい、散歩にも連れて行ってもらえるようになったけど
だからと言って、喜んで天真爛漫に暮らせるわけはありません。
長い間尊厳を奪われたまま生きてきて、経験不足からビビリで本能的に歯を使いやすい犬。
現場での性格と救済した後の性格が違う事はいつも実感しているし
今まで譲渡してきた小山っ子が穏やかな家庭犬となり、里親さんと楽しく暮らしている様子を知っているけど
2頭はこのまま、飼い主さんと山で暮らすのが幸せだと納得しました。

GO!さんも、その活動に賛同して一時預かりとして協力する方々も、
自分ひとりの犠牲ではなく、家族も巻き込み、気を休める暇なく犬の幸せの為踏ん張っています。
簡単に抱き上げられる仔犬や小型犬とは違い、触ることもできない段階の中型犬を自宅で預かり
日々経験を積ませながら、相性ピッタリの里親さんを探す為に沢山写真を撮り、頻繁にブログを更新しています。
譲渡した後に、犬も里親さんも幸せになれるようにと責任を持つことがどんなに大変か。


最近現場から救済した10頭以上の小山っ子が、GO!保護犬GOの保護犬として修業中です。
私に出来る事は少ないけど、これからも精一杯GO!さんの活動を手伝います。

私は今まで4度現場の事を書きました。
最後なので私のまとめを。

①2012.12
②2013.04
③2013.04
④2013.09

去年の12月に、初めて現場へ連れて行ってもらいました。
住所も無い場所、山の中の多頭飼育現場。
どの犬も屋外に設置された小さな檻の中にいて、少し体を動かすこともなく過ごす異様な光景でした。
ニオイも腐った生ごみと下水がまざったような感じで、足元はぐっちゃぐちゃでしたが
GO!さんが救済を始めたのはそれより1年以上前で、当初よりも全然マシだと聞き、怖ろしかったです。
あれから約10か月の間に、GO!さんの工夫と努力の救済・保護活動は進み
里親さんと暮らし始めたラッキーワンズをたくさん見てきました。

体を清潔にして、病気の治療をし、天気に左右されない温かくて安心感のある生活
栄養バランスの良いご飯とたっぷりの睡眠、適度なお散歩などなど
人と暮らす犬なら仔犬の頃当たり前に経験していることを、救済後に初めて学んでいきます。

吠える必要がないと理解して、ピタリと吠えなくなる犬達の賢さにはいつも感動しています。
不快な事がなくなれば、顔つきもどんどん優しく変わってきます。
犬はリラックスしているフリなんてしないので、里親さんと暮らしながら力が抜けていく様子は見て分かりますし
清潔で安全な毎日を喜んで受け入れ、家庭犬として人に寄り添うようになります。

GO!さんが救済した全ての小山っ子が里親さんと出会える日はいつでしょうか。
どうかこれからもGO!保護犬GOへの関心を持ち続け、ランキングポチッ!等のご支援をお願いします。
どの犬も幸せに生きるチャンスをください。

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