不妊治療 〜 妊娠の記述があります。

ご注意ください。



バックアップクリニックから、

出産に向けての病院に転院し、

波長のあいそうな主治医との出会いに、 

ひとりで張り詰めていた心が

少しずつほぐれていった気がします。


都内の不妊治療専門クリニックで

再会した先輩とは、

ずっと連絡を取っていたけど、

これまでは治療のこと以外はあまり話さず、

先輩の近況を伺うことが多かった。


でも同時期にお互いに妊娠が分かり、

気持ちがほぐれたからか、

モラ神のことや今の現状を

少しずつ話していったところ、 

ものすごく心配してくれて、

色んなアドバイスをしてくれました。


近くないのに、ご夫婦でカフェに来てくれて、

店舗経営をしているご主人が、

集客のためのアドバイスをしてくれたり、

飼っているワンコと一緒に来て、 

カフェで開催したワンコのしつけ教室に

参加してくれたり。


ただ一つ、

モラ神との関係だけを危惧してくれて

何かあったら無理しないで相談してと

言ってくれました。


この頃からわたしは、 

自分の置かれている状況全てを話せる場所が

ようやく出来てきたわけです。


ひとつは主治医や看護師さん。

もうひとつは先輩ご夫婦。


ぱんっぱんに膨らんでた風船に

小さな穴が空いて、少しづつすこしずつ

空気が抜けていくみたいに

心が緩んでいきました。


妊娠初期、身体は順調で、

全ての仕事をこなしながら

契約先の職場のみなさんや

カフェのお客さまたちにも妊娠がバレずに

黒ちゃんとともに精力的に働きました。

両親にも秘密。


モラ神とは、、、

相変わらず入籍の話は出ず、 

2日に一度、カフェが終わってから

目と鼻の先のモラ家に行くのも変わらず。

カフェの残り物を持ち込んでおかずの一品に

できるのは少し楽にだけど、

一度もカフェに来ないくせに、

メニューやら材料やら方針には

やたらうるさい。


経営はモラだから仕方がないけど、

言うことが全てモラ丸出し。


材料は無農薬にこだわっていいものを出せ。

肉は○○で買え→高い店

魚は○○で買え→高いし遠い店

原価はとにかく低くおさえろ。→へ?

提供価格は近隣と同じか低めで集客しろ。→は?

店の宣伝はするな。

看板は立てるな。

売上上げるんだ!じゃなきゃ給料はあげない。


❓❓❓どうしろって言うんだい❓❓❓

あんた、とーちゃんの後継いだら

経営するんでしょ?

大丈夫かいな。。


それに、わたし

カフェだけの仕事してるわけじゃないのよ。

だってカフェで給与でてないじゃん?

わたし、2週に一度の通院代

払わなきゃいけないの。

リウマチも月一通院しているのよね。


先輩にちょっと漏らしたら、

しばらくの沈黙の後


「言っちゃいけないと思っていたけど、、

別れた方がいい。」


申し訳なさそうに、だけどきっぱりと

言われました。

でもわたしはもうこの道を進むしかないと

思っていたから、方向転換できなかった。


ただ、今後のことを考えたらいつまでも

この状態は継続できないと思って

決心してモラに話すことを決めました。



「入籍はしないの?

わたしは2週に一度通院でお金がかかっている。

それにこれから更に身体もきつくなってくる。

全部の仕事を続けるのは難しいよ。

せっかく育ってくれている子に

負担がかかるのは嫌だ。」


わたしは勇気を振り絞って伝えました。

だけどモラ神は

やはりモラの神。


「入籍なんてどうでもいいだろ。

紙だけのことだし。

それにまだ何があるか分からないだろ、

何度も流産してるんだから、

何の保証もない。


月に10万あげるよ。それでなんとかしたら?

契約の仕事もやめればいい。」




期待はしていなかったけど。


ぎゅーっと心臓が硬くなるみたいな

少し前まで感じていたあの感覚。 

寝る直前まで、不安な感情で

ドキドキどきどきずーっとしていて、

起きた瞬間からまた同じ不安な感情と

ドキドキがはじまる。

寝る前まで考えていたこと、それを

起きた瞬間からまた考えてる。

そんな心が硬くなるみたいな感覚に

また戻ってしまった。  



だけどこれまでとは違う。

今はそれを相談できる人がいる。

これまでとは違うんだ。

わたし。