未知との遭遇①




中学生の頃、近所にヤーさんが住んでいると噂のマンションがあった。




子供から大人までそういう噂が流れていて、でも情報も大雑把だし、実際見たことないから特に興味も無かった。




ある日、友人といつものバス停で降り、噂のマンション近くまで来た時、一台の黒い車が私達の横を通ってマンション前で停まった。



運転席と助手席からスーツの男性が降り、1人が後部座席のドアを開けると、またスーツのおじさんが出てきた。



それ見て「あ、ホントに存在するんだ」とポカン。
多分友人も似たような心境だったと思う。




この時点で恐らく噂のヤーさんであろうおじさんとの距離が約2m弱。




なぜかツチノコ見つけたような感じで軽く感動すら覚えていた私。


視線を察知したのかこちらに顔を向けるおじさん。






あ、やばい目が合っ「今帰りか」






喋ったァ...。

これはまずいのでは。
ヤのつく人は危ないのでは(どう危ないのかは知らない)



と思いながらも反射的に「ハイッ」って答えていた。
圧がすごい。




「おーそうか、頑張ってるんだな」とか言いながらポケットごそごそしながら近づいてくるおじさん。えっ来ないで?




「じゃあこれをやろう」と500円を渡された。







やったあ!😆✨
(素直か)




内心喜びつつも、知らない人から物を貰ってはいけないと教わって来たし、何より相手が相手なので若干の焦りもあった。


ので、残念に思いながらもお断りした。



「貰えませ「俺の金が貰えないって言うのか?」





あっ、ホントにその言い方するんだ。
「俺の酒が飲めないって言うのか」的な
ツチノコの感動再び。


これは流石に断りきれず、「ありがとうございますゥ...」とお礼を言うと、満足気にマンションに入って行くおじさん。





しばらく友人と無言で歩き、マンションから離れた所で「よし、ジュースとお菓子買いに行くか」と速攻で500円を消費。



「ポケットに入ってたのが1万円だったらくれたのか」を議題に食べるお菓子は美味しかったです。






家に帰って母に話したらすっごい焦った顔で「そんなの貰ったらダメ!!」と言われたけど、「あれは断る方が無理」と言ったら「それはそうだけども...っ😫」っていう表情をされました。





まあ正直本当にヤーさんだったのか、ちょっと圧の強い良いおじさんだったかは不明。





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未知との遭遇カテゴリーはこんな感じで、今までに会った変な人や出来事を書いていこうと思いまーす。