息子が救急車で搬送された病院に夫と２人で向かいました。

救急入口から案内されて救急センター内に入ります。

息子の担任の先生が長椅子に座っていました。

簡単な挨拶の後、担任の先生が得ている情報を伝えてくれました。

まず、息子が倒れていた場所の説明。

学校を出てすぐのところで、車はほとんど通らない道です。

担任の先生は職員会議の最中に連絡があり、状況がわからないまま病院に来たとのこと。

すると、すぐに病院のスタッフがきて、息子の過去の病気歴の確認です。

救急隊員から聞かれたこととほぼ同じ内容です。

それからまた違うスタッフ(とにかくいろんな人がいて、看護師さんなのか救急救命医なのか、はたまた違う職種の人なのか分からない。)が、息子の通学リュックと靴と服を持ってきてくれました。

「基本的に服はハサミで切って脱がすのですが、制服だったので、なんとか切らずに脱がしています。下着は切っています。」

と説明してくれました。そして、去って行きます。

とにかく、いろんな人が出たり入ったり。

ここで、担任の先生は帰りました。

その時に、「警察の人から名刺を渡されました。この人に落ち着いてからでいいのでご連絡下さい、とのことです。」と、名刺をもらいました。

そうだった。警察も動いているんだった。

担任の先生が帰ったあと、袋に入れられた息子の服を取り出してみました。

血だらけ、、、

制服の肩のところにも大きく穴が空いています。

これは、、、もう使えないレベルです。

夫と共に、その血だらけの服を見て不安を増幅させている所に、また違うスタッフが来ました。

今度はコロナのチェックです。

体温を測って、体調などの問診です。

そして、最後に「２週間以内に県外に行かれたことはありませんか？」

あ。

「今日、２人一緒に県外の病院に行ってきました。」

「え？」質問していた人がにわかに困惑気味。

「もしかして、中にはいれないかもしれませんが、、、わかりました。検討してみます。」

そう言って去っていきます。

(結果として、中に入れてもらえました。)

そして、また違うスタッフ。

「息子さんの様子ですが、意識は戻っています。ただ学校を出る前ぐらいから記憶が消えています。倒れた時のことも全く覚えていません。

会話は出来ます。

救急車が来た時、熱が３８度あったので、コロナの検査をしましたが陰性でした。病院に到着してもう一度測ったら３６代に下がっています。

ＣＴやレントゲンなど撮っているところです。」

そして、去って行きます。

遠くで息子らしきがストレッチャーであっちに運ばれたり、こっちに運ばれたりしているのが見えますが、近づけません。

私の息子だけでなく、救急車のサイレンは定期的にするし、とにかくいろんな人が慌ただしく動いています。

息子以外のストレッチャーも行ったり来たり。

また、違うスタッフが来ました。

「息子さんのこれまでの病状について詳しく聞かせて下さい。」

とのことで、かなり長いインタビューとなりました。

小学校の時の喘息の治療のこと。

中学での起立性調節障害のこと。その診断を受けた病院名。具体的な治療はしたのかとか。

話しの流れで、中学２年の冬から学校に行ってないことも。

フリースクールには自転車で４０分かけて行っていたので体力がない訳ではないこと。

高校から学校に行き始めたこと。

家での過ごし方、、、、。

とにかく具体的で、インタビューが長い。

丁寧に慎重に聞いてくるのでイヤな感じではありませんでしたが、なかなかハードでした。

きっと聞く方もかなり疲れると思います。

そうこうしていると、

「泌尿器科の先生から説明があります。中へどうぞ。」

と呼ばれました。

泌尿器科？

　　　　まだまだ続く。

救急センターに到着もなかなか息子に会えず