青少年読書感想文コンクールというものがあります。

学校によっては、夏休みの宿題で読書感想文が出たりもすると思います。

その読書感想文コンクールの主催者がおすすめする本を課題図書といいます。

各出版社からまんべんなく選んでいます。

もちろんその中の本から感想文を書かないといけないわけではありません。

それでも、毎年、学校ではそれらの課題図書は購入します。

児童や担任に内容を説明をしないといけないので、司書はそれらの本に目を通す必要があります。

高学年の課題図書に「捨てないパン屋の挑戦　しあわせのレシピ」という本があります。

パンのことだけでなく、仕事の仕方を含め人生の歩み方など、とても共感できるところが多くありました。

そんな折、息子が、学校でビブリオバトルをするのでおすすめの本を教えて、と言ってきました。

さすがに、今年小学校の課題図書になっている本を薦めるのは気が引けたので、大人用の本を購入して読ませました。

これは、「捨てないパン」を作っている田村陽至さんが書いた本です。

課題図書になっている本は、田村陽至さんのことを食品ロスジャーナリストの井出留美さんが書いたものです。

田村陽至さんが書いた本は、より彼の生き方に対する考えが強く出ています。

同感出来る部分が多く、息子に、、、と買ったけれど、私の方がいっきに読んでしまいました。

ちなみに、この本をまだ読む前に息子は例の自転車事故を起こしました。

そして退院してすぐにビブリオバトルがあったので、最初の方だけ読んで誤魔化したらしい😅

「捨てないパン屋の挑戦　しあわせのレシピ」を読んで、どうしても田村陽至さんのパンが食べたくなり、ネットで注文しました。

注文を受け、パンが出来た順番に送るので、２.３週間は待つことになります。

私は本を読んで、田村さんの考え方に共感していたので、そのへんは了解済みです。

そして、とても丁寧で心のこもった「発送しました」という内容のメールが届きました。

その同日に、宅配会社からも到着予定日のメールが届きました。

その到着日とは、、、父の通夜の日でした、、、。

地域によって違いがあるかもしれませんが、通夜の日はずっと父の亡骸と一緒に過ごします。

荷物、、、受け取れない、、、。

翌日は葬式で、何時に自宅に帰れるかわからない。

幸いにも、私はその宅配会社のクロネ◯メンバーズに登録していたので、届け先を実家近くのコンビニにして事なきを得たのでした。

便利な世の中になりました。

パンは日本では「ドイツパン」と言われるような硬いタイプです。酵母の関係でちょっと酸っぱい感じがします。

「捨てないパン屋」のパン