昨日、夫とわんこの散歩してる途中で、すごくショッキングなものを見てしまった。
なんと、まだ中学生なりたてくらいの子どもなのに、自転車にまたがったままで、タバコをふかしていたのだ。
その自転車は、ヘンテコな改造がされており、その顔は、子どもにしてはえらく疲れた、浮腫んで不健康そうな目つきをしていた。
夕暮れの足立区の象徴?いや、いまの日本の子どもの象徴のようだと、とても悲しくなった。
夫は、「昔にも、あんな子はいたよ」などと言ってはいたが、いや、今の子どもたちを取り巻く環境は、戦前戦後を見ても最悪だと思う。
かわいそうだ
それしか、浮かばない。
そして、わたしがなぜ、タバコが嫌いなのか
その理由も思い出した。
ーそれは、わたしが八歳の頃。
小学校低学年、いまの息子の子どもと同じ年の頃のこと。
わたしの祖父母宅で、仲良くしていた友だちが、不意にタバコに火をつけて、吸い始めたことがあった。
物陰で、しゃがんで
わたしはびっくりした。
由紀子ちゃん(友だちの名前)、そんなことするの、苦しくない?と聞いた記憶が蘇った。
わたしはと言えば、当時の叔父が吸っていたタバコ(ハイライト)の灰が足にあたり、やけどで足に小さな水疱ができて痕が残ってしまった。
おじいちゃんも、タバコ(缶のロングピース)を吸っていて、いつもきついタバコの煙のにおいで、わたしはそれが嫌で顔をしかめてた。
わたしは、それを見かけたとき、咄嗟に
「あらあ…」と言っただけだった。
ここは東京、足立区。
毎日、サイレンが鳴り響く都会の下町。
子どもたちを取り巻く環境は、劣悪で、生まれながらにインターネットがあり、なんでも情報が垂れ流しで嘘をつく大人ばかり。
自分の親でさえも、信じられないのだろう。
もちろん、自分のことも信じられないのだろう。
彼の物悲しそうで空虚な眼差しが、頭から離れない。
そう、彼は被害者なのだ。
誰も彼を責めることはできない。
ただ、身体に悪いから、やめたほうがいいよ…と、わたしはこころでそっと呟いた。
子どもたちが、生きていきやすい世の中を、わたしたち大人がつくってあげなきゃダメやんか?
わたしは、本氣でそう思った。

