少し前だが、山口県の瀬戸内海側にある上関町に行ってみた。
上関町のゲストハウス「上関マルゴト」に宿泊して、宿主である町の最年少漁師さんの漁師飯を食す。海の豊かさが伝わってくる、ほんとに美味しい魚や海藻。
この海は奇跡の海と言われていて、他ではみられない生物が多く生息しているそう。自然の海岸線も多く残ってた。
それでも、漁師さんの話では、魚の数はどんどん減っていると。海水の温度が上がっているのが原因。以前よりも2℃も上がっている、と漁師さんは言う。
そんな場所で、海を埋め立てて、しかも埋め立てた場所に原発を建てようとしている。
自然の海岸線は減るし、原発プラントからは温水が流れ出て、更に海温は上がることになる。
きっと多くの生き物たちは、この海を去っていくと思う。
埋め立てを阻止しようと立ち上がった上関の自然を守る会は、原発ありきの中国電力の環境調査結果に疑問を抱き、自分達で調査をはじめた。それをサポートするパタゴニアやLUSH等の企業もある(日本の自然を守りたいと言ってくれる企業が、なんで海外資本の会社しかいないのか、凄く寂しい…)。パタゴニア広島の従業員さんの中で、ダイビングやクライミングが得意な方が実際に環境調査をしてくれているそうだ。
毎週月曜日は、上関町祝島で島民による原発反対デモが行われる日。このデモも1982年から続いている。
私の大好きな瀬戸内海の自然が、この先もずっと恵みを与えてくれる海でありますように。
※パタゴニアが制作した映画(15分間)がYouTubeで公開されています。
https://m.youtube.com/watch?v=oV7lnZy7dLQ
※こちらの記事も分かりやすい。
https://kokocara.pal-system.co.jp/2018/05/21/kaminoseki-nature-project/