里いもは今は亡き長兄の好物でした。 | ビオキッチン京都

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里いもは今は亡き長兄の好物でした。

里いもは今は亡き長兄の好物でした。
私も年を重ねるにつれ、亡き家族の好物を思い出とともにいただくようになりました。

先日もある食堂で、父の好物のナマコの酢のものがありましたので、おいしそうにコリコリと食べていた父を思いながらいただきました。

もう3年前ぐらい前になるでしょうか。

車で農地を探しに能勢町を回っていた時、上品なご夫婦に出合いました。少しお話を伺いたいのですがとの申し入れに心よく応じていただきました。

阪神大震災の時、こちらに来られ自然に癒されたとのことで、そのまま農業に従事されているとのこと、栽培されていた里芋をいただきました。

さっそく大阪に帰ってお正月料理に使わせていただきました。ほんとにおいしかったです。
場所をしっかり覚えていないのでお礼に行けなくてそのままになっています、震災の前は宝塚でお茶かお花の先生をしておられたとのこと、

おうちが全壊でかなりのショックを受けられ自然が、農作物の栽培が精神面で大いに助かったとお話しされておられました。

いつかお会いできることを願っています。


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さて、里芋の原産地はインド東部からマレー半島にかけての地域です。

縄文時代に中国から日本に伝わったといわれ、米が渡来するまでの主食でした。

そのため元々は、十五夜はすすきの穂とさといもを供えていたと考えられています。

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糖質、たんぱく質、ミネラル、ビタミン、食物繊維などが多く含まれ、特に高いのはカリウムです。

選ぶときは、丸みがあって、割れやキズのないのを選びましょう。
アクを抜き、白く茹でるには、米のとぎ汁に少量の酢を添加した茹で水を使うのがコツです。

水からゆっくり茹でたあと、2~3回ダシ汁で含め煮にすると上品な味に仕上がります。ホクホクした食感を味わうには薄味で煮るのがおすすめです。

独特のえぐみがあり、皮をむくと手がかゆくなります。塩を手につけてむけば、かゆくなりません。

乾燥に弱いので、保存する時は、ぬらした新聞紙に包んで冷暗所におきます。



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