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芝大門は本日も晴天なり
(じしんでまがっちまったてっぺんは、いつになったらなおるのだろうか?)
 
禿鷹の眼を持つ男 binpakuです!

行きたい店の選択肢が多すぎて
同じ店へのリピートが難しい
そんな芝大門界隈のランチエリアですが・・・
この店だけはどうやら例外のようで・・・
 
 
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炭火焼干物食堂越後屋権兵衛

今の所、芝大門で何度もリピートしている店は
我がオフィスをガチンコに包囲している
あのコシャクな小諸そば軍団と
避けて通れない朝マックを除けば(笑)
 
この「越後屋権兵衛」だけ。
 
そんな越後屋権兵衛での至福のランチタイムを
是非とも皆さまと共有したい!
そこで今回
私binpakuは皆さまのために
あじの干物に匹敵する程
日本人が敬愛して止まないあの食材
日本家庭の朝の食卓を代表するといってもよいあの食材
 
そのまま食べても良し!
お茶漬けで食べても良し!
おにぎりの具にしても良し!
 
そうです!
あれです!
 
ザ・塩鮭!!!
 
その鮭のメニューを
なななぁ~んと2品連続で!

取り上げてみることにいたしました。
 
名前はあまりおいしそうな名前じゃないですが
越後屋権兵衛、やる時はやります!
きっと皆さまの、そして私binpakuの期待に応えてくれる事でしょう。

越後屋権兵衛に申し伝えた昼の御品の一品目は
 
銀鮭の定食
 
モノが日本食卓を代表する鮭だけに
若干の期待と興奮で鼻息荒く注文を申し上げたのですが
越後屋権兵衛には
こちらの熱意はまるで伝わらなかったようで(悲)
 
「焼くのに少々お時間をいただきますがっ!・・・?」
と店員にクールに切り返されてしまいました。
 
おやおや?
この店でこんな事を言われたのは初めてだよ。
 
カウンターに座って待つのだが
後から入ってきたお客さんの品々が
次々と運ばれてくるのに
 
私の銀鮭だけはなかなかやって来ないのです。
 
隣に座っていた
食べるのが遅いはずの女性グループが
大きなほっけの干物を必死の形相で平らげて
ため息をつきながら席を後にしても
 
私の銀鮭だけはなかなかやって来ないのです。
 
ついに7名座っていたカウンターに私ひとり
ポツリと残されてもまだ
 
やはり
私の銀鮭だけはなかなかやって来ないのです。
 
 
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いつまでたっても空っぽの私のカウンターの上では
すでに冷めはじめたお茶の入った湯呑み茶碗が
長寿の心得を私に寂しく説き始めている・・・・・
 
”人生は六十より七十才にしてお迎え来る時は仕事中と云え・・・・・・”
 
いえいえ
私はまだ銀鮭を待っている身ですから・・・・・
 
 
 
これは・・・
もしかして・・・
完璧に忘れられている????
 
と疑ったその瞬間!
 
ごめんねごめんねごめんね(笑)
 
とオヤジがヘラヘラと謝りながら
運んできた私の銀鮭の姿を見た瞬間
長いこと待たされたわけをすべて理解しました。
 
 
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銀鮭の身が
分厚くてデカイ!
 
これはもはや
鮭の切り身なんて呼べる代物じゃない。
 
 
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厚さ5~6センチはあろうかという
サーモンステーキのような鮭の塊が
皿の上でジュージューと
焼き立ての音をたてて
横たわっているのですよ。
 
箸で持ち上げようとしても
分厚くてなかなか挟めない。
 
思わず
「ナイフ&フォーク ぷりーず!」
と叫びたくなるのを
ぎりぎりの所でぐっとこらえる。
 
ここは干物屋なんだってば!
 
とてもじゃないが
箸でちまちま食べているサイズではないので
まるでスペアリブを食べるかのように
紙ナプキンで鮭を掴んでかじり付き
御飯をかっこんで
雄叫びを上げながら完食しました。

食事というよりもバトルでありました。
 
えっ?
銀鮭の味はどうだったかって?
 
おいしかった・・・はずだよ・・・・
でも・・・あまり・・・
 
今度っ!
もう一度
食べに行ってみます・・・・・

(次回に続く)