以前に当ブログで紹介した
同様、またしても何とも変わった名前のラーメン店の紹介です。
 
"東京らあめんタワー"
 
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なんでまた、こんな名前にしちゃったんかねぇ~?
確かに東京タワーは近くにあるけどさ。 
 
そんな変わった名前なんですが、作っているラーメンには相当なコダワリがあるようです。
 
店内にはそんな店主のコダワリが延々と書かれたウンチク説明書があちこちに貼られています。
 
店主曰わく
「熱々宣言!前代未聞!熱くて甘い醤油新味大地の恵み、海の香り、つるつるもちもち麺で脳がほっとします!
 
店主曰わく
「スープ宣言!煮干しを中心とした魚系だしと、豚骨、鶏がらを中心とした肉系だしを双方じっくりと煮出し、最上の味の状態になったところを見極め、黄金比率にてブレンド致しました。この比率は、味の足し算ではなく掛け算になるように行っています。元だれには甘露醤油を用い、だしとの調和を図りました。またスープの熱さを保つために良質のラードにて熱さを封じ込め、お客様が麺をお箸で持ち上げられた時が至福の瞬間になるやうに心がけております。つまり当店でお作りしておりますスープは、風味と甘さと熱さのトリアーテ(3つのものが1組で融合すること)を身上と考えております。」
 
 
ウンチクはまだまだ続くのですが………
 
 
凄いでしょ!!この文言!!
脳がほっとしちゃうんですよ!
足し算じゃなくて掛け算の味!?
風味甘味熱さのトリアーテ!?
 
 
そんな店主の凄まじいコダワリの下で完成した醤油ラーメンがこれであります。
ジャ~ン!!
 
 
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さてさて
それでは早速試食と参りましょうかね。
 
見た目の第一印象。
表面全体に浮かぶミツバが新鮮ですね。
そして………湯気が全く………たってませんね………つまり………
 
 
熱いっ!!
熱すぎる!!
表面のラードの下は熱湯に近いスープです!!
 
間違ってもスープを最初にゴクリと飲んではいけません。
 
火傷必至です。
 
熱々宣言前代未聞はよ~くわかりましたが、店主、これはちょっとキケンなのではないでしょうか?
 
なのでスープは少し後にして先に麺をいただきましょうかね………
 
麺は中細ストレートでコシがあり、しかも表面ツルツルでとても食感の良いものです。
 
が、しかし………
 
この店、箸が塗り箸なんです。
 
ツルツル麺が滑って滑って食べ辛いったらありゃしない。
 
壁の説明文には、
「お客様が麺をお箸で持ち上げられた時が 至福の瞬間になるように………」
とあるのですが
 
肝心の麺が箸から逃げて持ち上がりません()
 
苦労してやっと持ち上がっても数本だけという悲しい状況が続きまして………
 
私にはなかなか至福の瞬間とやらは訪れませんでした。
 
麺と悪戦苦闘するうちに、熱々宣言スープもようやく試飲可能な状態になりましたので、レンゲで恐る恐る一口。
 
店の外にまで漂う煮干しの香りから、強めの魚介系を想像していたのですが、私の味覚をいきなりガツンと襲ったのは、強烈な甘味でした!。
 
たれに使用しているという甘露醤油の甘味なんでしょうか。
 
正直、この手の甘味系スープは苦手な私。
 
徳島ラーメンや神戸第一旭のラーメンが好きな人には問題ないのでしょうが、私にはまったく合いませんでした。
 
結局、やや時間をかけて完食し
「もう来ないだろうな」
と思いながら店を出たのですが、店の外にはなんと10数名の長い行列が………。
やっぱりかなりの人気店なんですねぇ………。
ちなみに、つけ麺や、塩ラーメン、和えそばなんていうメニューもやっているようです。
甘めのスープがお好みの方はどうぞ!
 
 
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binpaku曰わく
 
「ラーメンは……奥が深いな。」