中学生時代の私のバイブルとも言える
フルーツバスケット
その中でも当時から好きな
キャラクターのひとりでしたが
最近新しいアニメを見たり
原作を読み返したりして
さらに大好きになった
もみっちこと草摩紅葉くんについて
考察してみました。
※ネタバレを含むので
本編未読の方はご注意ください
日本育ちの紅葉がドイツ語を話す理由
透との初対面の時に
ドイツ語を話していた紅葉。
ドイツ語しか話せない
ドイツ人ならともかく、
日本育ちの日本語ネイティブの彼が
初対面の透に対してドイツ語で話すのって
違和感ありませんか?
母親はドイツ人ですが日本語が堪能な上、
紅葉が生まれてから記憶を隠蔽するまで
我が子を拒絶し続けて居たので、
幼少期に母親からドイツ語で
沢山話しかけられた訳でもなさそうです。
ではなぜドイツ語を話すのか、
理由は2つ想像出来ます。
一つは、母親が母国にいる家族と
ドイツ語で電話する時だけは
リラックスして話していた為、
自分もドイツ語を話せば
笑顔になってくれるのではないかと
考えたから。
紅葉母がドイツの家族と
電話するシーンは描写されていませんが、
異国の地で結婚や子育てをするだけでも
不安なのに、
物の怪憑きの子供を産んだという事実は
彼女にとって耐え難く辛いことだったことは
紅葉を拒絶していたことから確実です。
そんなとき、
誰に話を聞いてほしいかと考えたら、
やはり自分が生まれ育った
家族なのではないでしょうか。
その情景を想像すると、
紅葉を見ないようにする為、
別室で電話する母。
ドア越しに普段はしないような
リラックスした口調の
ドイツ語をこっそり聞く紅葉。
胸が苦しくなります。
もう一つ考えられるのが、
母親の記憶を隠蔽したあと、
母親の記憶の中には紅葉は存在しなくても
ボクはママの子供なんだ。という
繋がりを感じて居たかったから。
はとりと一緒に海原高校の文化祭に行った時
誰かにハーフ?と
聞かれた訳でも無いのに
「僕、草摩紅葉。日本とドイツの半分コ」
と言うのも、
自分はドイツ人の母親の子供なんだ
というささやかな主張なのでは
ないでしょうか。
どちらの理由にしても
透が母親の気を引く為に、
亡き父親に少しでも似せようと
口真似をして敬語で話すようになったのと
どこか似ています。
そんな健気なところや、
誰にでも好意的な視点で
考えられるところが
透と紅葉は似ているので
紅葉は透に惹かれたのかも
しれませんね。
ちなみに物語が進むにつれ、
どんどんドイツ語を話す頻度が減り
単語を混ぜるくらいになり、
後半の背が伸びてからは
ほとんど話して居ません。
作者の高屋先生によると、中学までは
インターナショナルスクールに
通っていたそうなので
高校で日本語力がアップしたことも
要員のひとつでしょう。
元々初対面の人の前では
ドイツ語多めで
シリアスなシーンでは
ドイツ語の混ざらない日本語で
話していることからも
場によって使い分けているのでしょう。
日本語しか話せない私達は
ハーフだから親の国の言葉が話せて
当たり前と思いがちですが
話せるようになるまでは
ものすごい努力が必要だったと思います。
余談ですが、ハーフや帰国子女の方は
途中から住んだ国の言葉を学ぶ為に
補修校に通う事もよくあるそうです。
自然と身につく訳ではないみたいです。
よく考えたら私達だって
国語という教科で日本語を
少なくとも9年、
ほとんどの人はもっと長い年数
学んでいるから、難しい言葉が話せたり
漢字や文章が読み書き出来るんですよね。
紅葉のドイツ語力は
どれくらいなのかは分かりませんが
普通に話せる程度はありそうに見えます。
そんな努力家なところ。
見た目が可愛い事を
最大限に活用していること。
内面がとても優しく、強く
成熟した大人なところ。
知れば知るほど紅葉が大好きになります。
実写風もみっち。
なんとなくえくぼがありそうな
イメージです。
次の記事では、なぜ紅葉の母は我が子を拒絶したのかについて触れていきます。
