確かに移植した毛包は後頭部という脱毛の影響を受けにくい部位から来ているため、移植先でもその性質を保つとされている。ここまでは間違いではない。
しかし見落とされがちなのが、その隣にある既存の毛髪だ。男性型脱毛のように進行性の脱毛では、既存の毛髪は手術の有無とは関係なく、細くなったり抜けたりし続けることがある。
その結果、前方の移植部だけが密度を保ち、その後方・側方は薄くなり続けることで、二つの領域の密度差がはっきりと目立つようになることがある。これは手術が失敗したからではなく、二つの領域がもともと違う運命を持っているために起きる。
ひと目で比較
| 部位 | 由来 | 長期的な傾向 |
|---|---|---|
| 移植した部位 | 脱毛に強い後頭部由来 | 密度を保ちやすい |
| 既存の毛髪(未移植) | もとの頭皮の毛髪 | 進行性脱毛が続けば薄くなり続ける |
よくある質問
Q. 密度差を防ぐにはどうすればいい?
A. 進行性脱毛が確認されている場合は、その進行を管理する対応を手術と合わせて検討することが現実的とされている。
Q. 自分の脱毛が進行性かどうかはどう分かる?
A. 自己判断ではなく、診察による確認が必要とされている。
Q. この間隔はいずれ治療すれば解消できる?
A. 個々の状態によるため、一律の答えはなく、診療の中で検討される。
