皆さん、こんにちは。


今回も前回の続きのお話です。


今回は「胎児ドック」についてのお話です。

 

引き続き「出生前診断」について理解が出来ないという方は

必ず記事をスルーして下さい。


一週間前「クリフム 夫律子マタニティクリニック」へ行ってきました。



この日の大阪は大雨でした。

クリニックには予約を入れてましたが待合室はいっぱいでした。

このクリニックの方針で

午前中診察は夫婦で来れる方のみとなっています。


まず、問診票に記入してからトイレを済ませ、体重・血圧測定をしました。

15分程度待つと

「ママだけこちらでお着替えお願いします」とお声がかかります。

別室へ通され、

股が開いたパンツに履き替えて待つように指示がありました。


いよいよ「胎児ドック」が始まります。

ベットに寝かされると旦那が呼ばれて診察室へ入ってきました。

お腹に温かいゼリーが塗られ、

目の前の大きなTV画面に赤ちゃんが映し出されます。


一般的なエコーとは全く違う画像に驚いてしまいました。
リッチの楽しい?田舎暮らし日記

(※これはHPよりお借りした写真です)


私を担当したのは、臨床検査技師の松原弥生さん。


イギリス胎児医学財団(FMF)のNT資格・

初期胎児の顔面角度資格・静脈管血流資格・

鼻骨資格・三尖弁逆流資格を持っていらっしゃいます。


胎児を決められた角度から撮影しているようでした。

思った角度にならない時はお腹をグリグリと押されます。


「少しでもズレがあるとダメなんです」

そう言われ何度も何度も角度を変えて診て頂きました。

目は真剣そのもの、本当に何度も何度も撮影されるんです。


このエコー診断だけで40分経過していました。

最終的な判断は、夫 律子先生がされるので待つことになります。


夫 律子先生が登場です。

登場したかと思ったら挨拶もなしで診断に入りました。

傍についていた助手の方が

私の過去の流産の経緯などを説明していきます。


「○○~OK!」

「○○~OK!」

「○○~OK!」


OKと言われる度にホッとしていました。


すべての診断が終わった後に

「私の診断なら95%は大丈夫だから、

異常はどこにも見当たらないからね」

そう言って笑顔で去って行かれました・・・。


その後は着替えをして待合室で結果報告を待ちました。


再び別室に呼ばれました。

そこで「初期胎児ドック」による

ダウン症・18トリソミー・13トリソミーの確率の説明を受けます。


私の年齢だけの確率は・・・


ダウン症 「114分の1」

18トリソミー 「284分の1」

13トリソミー 「888分の1」

なのですが「初期胎児ドック」の検査結果で確率を出していきます。


ダウン症 「2262分の1」

18トリソミー 「2672分の1」

13トリソミー 「11437分の1」

結果、低リスクになっていたのです。


「赤ちゃんを褒めてあげて下さいね」

そう言われた時に涙がこみ上げてきました。


PC画面に映し出されたグラフと比較しながら丁寧な説明を受けました。


その後、念の為に血清マーカーを受けました。

稀に母親の血清マーカーの結果次第でハイリスクになる人もいるらしいので・・・。


その後、会計を済ませたのですが、

待合室には「胎児ドック」で

ハイリスクと出た方々が沢山残っておられました。


現実はこうなんです・・・。


次の検査(絨毛検査・羊水検査)の

同意書を書いてるご夫婦を沢山目にしました。


私達はたまたま低リスクの結果が出たけど、

もし反対の立場だったらと思うと胸が痛かったです。


血清マーカーの結果でハイリスクになった場合、

当日、携帯に連絡が入るようになってましたが携帯が鳴る事はありませんでした。


翌日、最終結果(胎児ドック+血清マーカー)が送られてきました。


ダウン症 「2100分の1」

18トリソミー 「100000分の1」

13トリソミー 「100000分の1」


年齢だけで出した結果とは大違い。

この結果もあくまで確率であって確定ではないのですが、

ひとまず安心しました。


最後にこの胎児ドックの検査費用ですが、

私の場合、

胎児ドック初期+初期ママ血清マーカー+資料提供代+カウンセリング料でした。


リッチの楽しい?田舎暮らし日記


※私が受けた当時の価格なので

必ずHPなどで現在の状況を確認して下さいね!


数字だけ見るとお高いのですが、

あれだけの時間をかけて診断して頂き安心を買えたなら安いものです。

私が大阪在住なら

中期ドックや後期ドックも受けたいと思いました・・・。


やっと、自分の妊娠を前向きに考えることが出来る様になりました。

3度目の正直、

今度こそわが子を産むことが許されたんだと思いました。


安定期でもないし、

高齢出産には違いありませんが心が軽くなりました。

この頃には「不育症」の疑いもなくなっていました。


これで「出生前診断」についてのお話しは終わりにします。


最後に私達夫婦の考えですが、

このような形になったのには今までの経緯があると思います。


2度の流産、それがどちらも心拍確認後だったこと、

現在の私の年齢が38歳であること、

兄弟を考えていなかったこと、


どんな命でも命には変わりありません。

生きる権利だってあります。

でも、親は産んだ限りは育てるという義務が課せられます。


普通なら親は先に死にます。

色々考えた末に「出生前診断」を受け入れ、

「胎児ドック」という方法に辿り着きました。

毎日、悩み考え抜いた上での行動だったとご理解下さい。



続きは今度書きたいと思っています。

まとまりのないお話を聞いて下さってありがとうございました・・・(。-人-。)