簿記2級の伝票会計は、間接転記法の基本的な仕組みが出題されます。



伝票ラブレター →補助元帳


仕訳日計表


総勘定元帳


※補助元帳…得意先元帳や仕入先元帳



まず、この流れを理解することが大切ですニコニコ



それでは、過去問の第128回を実際に解いていきましょう。


伝票問題でよくある、金額推定問題です目


このタイプの問題は、解答用紙から記載済みの情報を読み取って、伝票の金額を埋めていきます。


つまり、伝票と元帳を照合出来るか問われているのですラブレター



それでは、
総勘定元帳の『残高に注目』してみましょう¥


例題クローバー
受取手形勘定
残高 金額推定(借方)

貸方 29,500円
残高 49,500円(借方)

金額推定を計算せよ携帯


答え
79,000円



受取手形は資産の勘定科目ですよね。


貸方29,500円ということは、受取手形の金額が減ったということです。


金額推定は受取手形が減る前の金額だから、79,000円になりますラブレター


例題クローバー
受取手形勘定
残高 45,000円

取引 各自推定
残高 79,000円

取引内容を答えよ携帯


答え
借方34,000円



ある取引をした結果、受取手形の金額が増えているので、借方34,000円だと分かりますラブレター



それでは、伝票会計の流れを思い出してくださいニコニコ


受取手形の34,000円(借方)や29,500円(貸方)は、仕訳日計表から転記されたものですよね。


つまり逆に考えれば、仕訳日計表に転記することが出来ます。


そしてその仕訳日計表は、伝票を集計したものですラブレター


それぞれの伝票の受取手形に注目すれば、伝票の金額を埋めることが出来るかもしれませんDASH!


貸借に気をつけて、受取手形を探してみましょう。


借方
振替伝票No.302と304。

貸方
入金伝票No.102と振替伝票No.305


これらの伝票と照合すれば、金額を算定出来そうです音符



その結果、振替伝票No.302と振替伝票No.305の金額を決定出来ますチョキ


相手勘定の金額も判明するので、同時に記入しましょう。


例えば振替伝票No.305は、買掛金の金額も同時に判明します。


どうやら、手形の裏書譲渡をしたみたいですねにひひ


余裕があれば、伝票の取引内容を考える練習もしてみてくださいニコニコ


続きは次回です。