□作品オフィシャルサイト 「五十年目の俺たちの旅」
□監督 中村雅俊
□脚本・原作 鎌田敏夫
□キャスト 中村雅俊、秋野太作、田中 健、岡田奈々
■鑑賞日 1月9日(金)
■劇 場 109シネマズ川崎
■満足度 80点(100点満点中)
<感想>
TVドラマ「俺たちの旅(1975年~)」の映画化。
脚本家の鎌田敏夫さんの推しで主演の中村雅俊が映画初監督を務めた。
当時を意識しての効果なのか、全編フレームサイズが4:3で撮られていた。
思ったのが50年前はTVサイズで、50年後はフルサイズで撮って欲しかったかも。
リアルタイムでTVドラマを観ていたころが懐かしい。
カースケ、オメダ、グズ六。50年以上の付き合い続けて、それぞれに社会に出て、
青春時代とは違った生活を送って来た。
カースケは町工場社長、オメダは米子市長、グズ六は介護施設の理事長。
50年経って大人になっても「友達ごっこ」。ちょっと気になる引っ掛かるキーワード。
思い出したいことや思い出したくないこと。いつまでも気になっているが、
直接会う勇気がない人。ボタンの掛け違えで共に人生を歩けなかったこと。
「後悔先に立たず」なんて誰しもあることで、この映画の主人公たちも殆どその性格は
変わっていない。大人になって立場や生活環境が変わっても、いつまでも友達でありたい。
当然のことだと思えるが、人生はそんなに長く生きられないし、会える時には
会っておきたい。私事ながら大学の友人2人と京都に帰ったときは会っている。
いつまで3人で会えるのかも分からないし、いつ誰かが旅立つかもしれない。
映画の感想とは離れてしまうけれど、この映画を観ていて我に返る箇所がとても多く、
未だにそれぞれの年代で「青春とは何だ」って問うている状況もある。
想い出の品を捨てられなくて未だに持ち続けている物もあるだろう。
カースケの元恋人・洋子(金沢碧)は病死したというが、詳細は描かれていなかった。
ただ、ラストシーンで死ぬ前に、オメダの妹・真弓(岡田奈々)に残した言葉が、
真弓の手に寄って駅の伝言板に残された・・・「会いたい」と。
