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ビナライブラリー

読んだ本の感想をつづっていきます。100冊読破を目標にしています。本以外にも音楽や映画の感想も書いていきます。

四畳半神話大系 (角川文庫)/森見 登美彦
¥700
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四畳半神話大系


☆☆☆☆☆


「薔薇色のキャンパスライフ」はどこだ!?

大学三回生の春までの二年間、実益のあることなど何一つしていない
当時、私はぴかぴかの一回生であった。新入生が大学構内を歩いていればとかくビラを押しつけられる。その内容は様々であった。
映画サークル「みそぎ」
「弟子求ム」という奇想天外なビラ
ソフトボールサークル「ほんわか」
秘密機関<福猫飯店>
あの時、他のサークルを選んでいれば・・・



「四畳半神話大系」は森見登美彦さんの作品で、4月22日(木)から毎週木曜日深夜24時45分からフジテレビで放送中のアニメ「四畳半神話大系」 の原作です。



登場人物は、語り手でもある「私」と、悪友の「小津」、黒髪の女性「明石さん」、仙人のような「樋口師匠」、酒豪で美女の「羽貫さん」などがいます。



「四畳半神話大系」は、4つの話から成り立っています。

それぞれの話は大学三回生になり、過去の二年間を悔やむ場面から始まります。それぞれ、大学一回生のときに、四畳半恋ノ邪魔者では、映画サークル「みそぎ」に入り、四畳半自虐的代理代理戦争では、「樋口師匠」に弟子入りし、四畳半の甘い生活では、ソフトボールサークル「ほんわか」に入り、八十日間四畳半一周では、秘密機関<福猫飯店>に入ります。



四つが別々の話ではなく、平行につながっています。

それぞれの話の中でのセリフや、表現などが、コピー&ペーストしたように、他の話でもまったく同じように使われていたり、少し変化しただけで使用されていたりします。


「僕なりの愛ですわい」
「そんな汚いもん、いらんわい」



物語の中のさまざまな伏線が全ての話を読むことで一つにつながっていきます。



短編もので、全部読むと話が一つにまとまる本は、結構あると思いますが、全ての話が並列に並んでいるのは始めてだったので、とても面白い手法だと思いました。



皆さんもぜひこの不思議な世界を体験してみてください。


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