夢の!? インド生活日記 -4ページ目

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?

 

話は少し遡って・・・

 

 

 

1週間ほどわが家に滞在していたモヌ。

(詳しくは「モヌ」カテゴリーの記事を参照)

 

 

 

 

 

デリーにいた頃の友達に再会したり、

バースデーパーティーを開いたりして

楽しい時間を過ごしていた。

 

 

 

私もある程度、学校や寮生活について話ができ、

彼の状況直接聞くことができたのは良かったと思う。

 

 

 

 

 

それにしても、わが家にいる1週間のほとんどの時間、

友達と遊んだりテレビを見てばかりいて、勉強はあまりしていなかった。

 

 

 

どんなふうに過ごすかは彼に任せることにして

口出ししないと決めたので何も言わなかったが、

やはりソファにひっくり返って何時間もテレビを見ていると

 

「この子はほんとに勉強好きじゃないんだなー」

 

と、残念な気持ちになったり、イライラしたりすることもあった。

 

 

 

 

勉強しないで好きなことばかりしていることに対して

後ろめたい気持ちがあることも、彼のなんとなくの態度で

伝わってきたが、それでも勉強に取り組むわけではなかった。

 

 

 

 

 

 

学校へ帰る日の前日、自分の正直な気持ちを打ち明けてみた。

 

 

 

「今回の滞在はどうだった?」と聞くと、

 

 

「とても楽しかった」と言うモヌ。

 

 

「それは良かった。でもこの1週間のあなたの様子を見ていて

私はとてもガッカリした。理由は分かる?」と聞くと

 

 

 

「あんまり勉強しなかったから・・」と答えた。

 

 

 

やっぱり勉強しないでいてマズイなーという気持ちはあったらしい。

 

 

「ごめん」と謝ってくるモヌに対して、

 

 

「申し訳ないと思うなら、学校に帰ったら勉強頑張ってね。

私たちは日本に帰ってからも一生懸命働いて、月謝送るから。

みんなの気持ちをムダにしないようにね。」と伝えた。

 

 

 

 

結局こういうやりとりは、モヌがわが家にいたときの

2年半前と全く変わらなかった。

 

 

 

 

 

勉強しようとしないモヌの姿をこれ以上目の当たりにしたくなかったので、

最後のほうは、早く学校に帰って欲しかった気持ちもある。

 

 

学校生活に戻れば、学校の先生や寮の管理人が

しっかりと指導をしてくれるだろう。

 

 

 

わが家で一緒に生活していたときは、私たちが勉強のことを言っても

態度が悪くなるばかり。

 

 

都会の子供が持つものを自分も欲しいと言われても

私たちは全てを買い与えるわけにはいかないと思っていた。

それをモヌは「自分のことが嫌いだから買ってくれないんだ」と

考えてしまって、ますます態度が悪くなるばかりだった。

 

 

結果的に、田舎にある寮付きの私立学校に入れた

この選択が一番良かったのだと思う。

 

 

 

 

 

 

高校を卒業してからどういう道に進めるかは彼次第。

成績が良ければお金がかからない国立大学に進む道もある。

 

学業を続けないのであれば、ラメシュさんの会社に

雇ってもらうことになるだろうが、多少の英語はできるようになったので、

いわゆるホワイトカラーの仕事には就けるだろう。

 

 

たとえどんな仕事であろうと、両親や弟、

それに村の人たちを助けられるような、そんな人間になってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

この経験から学んだこともたくさんある。

 

 

モヌと生活を共にしていた時は、自分の未熟さを痛感することも多かった。

 

 

だから今回の滞在では、自分が叱ったり、それによって

モヌが態度を悪くしたりするのは避けたかったし、

お互いに気持ちよく時間を過ごしたいと思っていた。

 

 

彼の怠惰な姿を見てネガティブな感情になることがあっても、

それを静観しながら自分の気持ちを大きく乱さず

モヌとの関係を大切にしながら1週間を過ごせたことが

私に小さな達成感を与えてくれたし、

育児を通して自分も少しは成長しているかなと思えた。

 

 

 

 

 

いろいとなことがあったけれど、支援することの難しさや

子供の気持ちと向き合うこと、理解しようとすること、

そして自分を省みること・・

多くのことを学ばせてくれたモヌとの出会いに感謝している。

 

 

 

 

 

根っからの勉強好きではないので、

支援がムダになるかもしれないとも思うけど、

自分は自分が決めたことを貫いて、私たちは

彼が高校を卒業するまでの3年分の支援。

 

 

 

モヌは勉強。

 

 

 

それぞれにやるべきことをやるのみ。

 

 

 

 

 

どうか彼が人の役に立つ人材に育つように、ただそれだけを願っている。