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■■ 本日のアドバイス
<質 問>
「前置詞の働きがよく分からないのですが、
どうすればよいのでしょうか?」
<回 答>
<①より>
例えば、「on」を例に挙げると、
これを「~の上に」と丸暗記していると、
応用が効かなくなるのです。
「on」は、後に来る「名詞」に物理的に「接触している」
というのが本来のイメージなのです。
この「接触している」というイメージを持っていれば、
ただ「~の上に」だけ丸暗記してはいけないということが
分かると思います。
この「接触」は、「上」だけではなく、「下」の場合もあり、
「側面」や「底面」でも構わないのです。
「There is a book on the desk.」
「There is a clock on the wall.」
「There is a fly on the ceiling.」
(汚いので画像なし。笑)
(汚いので画像なし。笑)
この3つの文により、
「本は机の上に置かれてある」
「時計は壁に掛けられている」
「ハエが天井に止まっている」
となりますが、
「本は机に」(上)
「時計は壁に」(側面)
「ハエは天井に」(下)
にそれぞれ「接触している」イメージが湧きますよね。
また、「on」は、物理的な「接触」だけではなく、
時間的な「接触」や、
状況に「直面している」場合にも使われます。
「On arriving at the station, I called him up.」
(私は駅に着いたら、彼にすぐに電話した)
これは、これは「駅に着いた時間」と「自分」が
「接触している」というイメージなのです。
このように「on」を「~の上に」と丸暗記するのではなく、
「接触」(物理的、時間的)
「直面」(状況)
というイメージで理解しておけば、間違えて使ったり、
相手の言葉が理解できないということは少なくなりますよね!
このように「前置詞」は、「接触」や「直面」が
本来のイメージなので、「表面についている」と
理解しておけば、「上」「側面」「下」の
どこでもOKです。
もう少し例を挙げておくと、
「There in a child on her back.」
「There is a painting on the wall.」
これらの2つの文で、
「彼女(お母さん)の背中におんぶされている子供」
「壁に掛けられた絵画」
がイメージできれば問題なしです。
<③に続く>
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