娘が子どもの家に通うようになって1年以上が過ぎました。
コロナ禍で休園期間もあったため、
慣れるまで少し時間がかかりましたが、
今ではすっかり子どもの家での生活に馴染み、
帰りの車の中でその日あったことをマシンガントークで
教えてくれます。
お友だちの話が多いですが、
おしごとの話もよくしてくれます。
その中で最近面白いことに気づきました。
娘は子どもの家で学んできたことを
決して「教えてもらった」とか「習った」と言わないのです。
例えば
娘:ねえ、お母さん。シューマンって知ってる?
母:えー分からないな。
(分からないと答えると得意げに教えてくれるのでそう答えることが多いです)
娘:シューマンは音楽家だよ。
母:へー、そうなんだ。幼稚園で教わったの?
娘:ううん。先生がご紹介してくれた。
という感じで
いつも「教えてくれた」という言葉を否定するのです。
娘の中では「教わる」と「紹介してもらう」は
明確に違うらしいです。
また、先日オンライン英会話でこんなやりとりもありました。
先生: What did you learn at school today?
娘: I didn't learn anything. I just worked.
母的には「learn」という言葉は子どもの家でのおしごとに使っても違和感のない言葉なのですが、
娘はやはり「work」という言葉がしっくりくるようです。
先生はいろいろなおしごとを紹介してくれるけど、
選ぶのは自分。
おしごとを遂行し、体得するのも自分自身。
いつの間にか学びは主体的なものであるべきだという姿勢が
娘の中に育ちつつあるような気がして嬉しくなります。
そういえば、前の幼稚園では作品などに先生の手が入ると
「先生がやってくれた」と言っていた気がするけど、
今は「先生がお手伝いしてくれた」と言います。
あくまでも主人公は自分のようです。
娘にこう思わせてくれる
またそうできる環境を与えてくれる
子どもの家には感謝しかありません