流行に乗って(?)
みーたんはインフルエンザにかかり、
月曜日から幼稚園をお休みしています
幸い、熱は一日で下がってくれて、
みーたんは元気いっぱい。
なので、家で過ごす1日の長いこと・・・
元気いっぱい3歳児が一日中家の中はなかなか辛いです
そんなこともあり、書くのが遅くなってしまいましたが、
実は先週の金曜日に幼稚園でスクールカウンセラーと面談してきました
面談は希望制で、発達の相談などができるということだったので、
トイトレも進まず、偏食、言葉もゆっくりなみーたんの
相談に行ってきました。
行く前は食べられるものを増やすために工夫できることなどを聞こうと思っていたのですが、
気になることをあげる中で、
「言葉も遅いです。生まれた時から日本語と英語の二カ国語で育てているので、その影響もあるかもしれません。」と話すと、
カウンセラーさんはそこに一番反応されて、
そこからはほとんどがバイリンガル育児についての話になりました。
そのカウンセラーさんはバイリンガル育児には否定的でしたが、
参考になるお話もあったので、少し書いておこうと思います。
以下
カウンセラーのバイリンガル育児に対する懸念事項
それに対する私の考え
こどもは間違いなく混乱している。
家で話している言葉が幼稚園では通じない状況は辛いのではないか。
みーたんは家の中で使う言葉と家の外で使う言葉が別のものであることはすでに認識しているが、どの言葉がどちらの言語に属するのか明確には分かっていないので、混乱があることは間違いないと思う。
言葉はコミュニケーションをとるための手段として使えてこそ活きるもの
その通り。だから言葉を活かす場面を作るのも親の役目
2カ国語を難なく習得できてしまう子もいれば習得が非常に困難な子もいる
個人差が大きいのは本当。でも、諸説あるとは思うけど、生活言語(BICS)については適切にその言語に触れていけば個人の能力にかかわらず習得できるのでは?正直、私も学習言語(CALP)については個人の能力差によるところも大きいと思うので、必ずしも多言語で高次の思考ができるようになる必要はないと考える。
帰国子女で一番苦労するのは、小学校3、4年生で帰国する子どもたち。小学校低学年以下で帰国すると周りと一緒に無理なく抽象概念を身につけていける。小学校高学年以上だと帰国前に現地の言葉で抽象概念を習得していることが多いので、それを無理なく日本語に適応できる。3、4年生は本来抽象概念を習得すべき年齢なので、その時期に帰国するとどちらの言語も中途半端になりやすい。これからもバイリンガル育児を続けるのであれば、3、4年生の頃をどう過ごすか見通しを持っていた方がよい
昔、同じような内容が書かれている文献を読んで、納得した覚えがある。バイリンガル育児には9歳の壁という言葉もあるようで、やはり生活言語から学習言語への移行は容易いものではないのだと思う。その時になって、英語でも高次の思考ができることを目指すのか、英語は生活言語だけでもよいとするのか判断したらいいのではないかと思うけど、どちらを選んだ場合でもどう英語を続けていくのかあらかじめ考えておく必要はあると感じる。また、ダブル・リミテッドの状態にだけはならないよう注意したい。
面談を通して、このスクールカウンセラーさんは言語習得に関してよく勉強されている印象を持ちました。
そういう方がバイリンガル育児に警鐘を鳴らしている事実は重く受け止めないといけないと思います。
でも、今英語優位で育っているみーたんから英語を奪うことは
自分の気持ちを表現する手段を奪うことに等しいと思うので、そんなことはしたくありません。
英語をやめたからといって日本語が急に飛躍的に伸びるということも考えづらいですし。
なので、結局は今まで通りのゆるゆるバイリンガル育児を続けます
でも、時にはバイリンガル育児に対する反対意見に耳を傾けることも有益だと感じたので、
機会があればまたカウンセラーさんともお話したいです