先日あるレストランに行った時に、とっても驚きのあることが起きました。

隣のテーブルに４人家族（父・母・長男・長女）がいました。子供はまだ小学１年生か２年生ぐらいの年だったので当然、騒いでいました。親が一生懸命落ち着かせようとしていましたが、急にお兄ちゃんが妹のスカートをあげてしまって「見て見て！」と大きいな声で叫びました。「子供のやることは本当に不思議だな」と思いながら、私は何とも思いませんでしたが、お兄ちゃんがスカートをあげた時のお母さんの反応（叱る言葉）に非常に驚きました。

そのお母さんが言ったのは「だめ！私は恥ずかしいから！あなた、恥ずかしくないの？」って。

確かにそのお兄ちゃんが恥ずかしいことをやってしまいましたが、人のスカートを勝手にあげちゃいけない理由は「恥ずかしいから」ではなく「正しくないから」です。他の人の嫌がりそうなことをやってはいけない。他の人は「やめて！」って言っているのに、いじめ続けてはいけない。それが本当の理由ですし、そのように子供に教えた方が２度も同じことをしないような気がします。

そこで思ったのですが、日本の会社とか学校で何かを判断しないといけないとなった時に、「恥ずかしいかどうか」とか「目立ってしまうかどうか」で判断することが多いような気がします。確かにそういう判断軸も大事ですが、21世紀の「グローバル人材」を育てようと思えば、「恥ずかしいからやる、やらない」という判断軸というよりも、

人が傷がつくかどうか
何が正しい

という判断軸の方がいいと思いますし、このように物事を判断できるようになったら、後はいろいろ自分で判断できるようになり、かなりいい教育になるのではないかと私は思います。みなさんはどう思われますか？

（アレックス　２歳）

親として一番言っちゃいけないことは？