こんにちは。バイリンガル・アカデミーです。

もうすぐいよいよ夏ですね!


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今回はSAT IIEnglish (Literature) 英語(文学)について説明します。

■English (Literature) テストの概要
English (Literature)のテストは、
英文学(イギリス文学)だけではなく、各国、各時代、各ジャンルの英語文学の理解を問われる試験です。

問題は全部で60問あり、制限時間は60分ですので、1問あたり1分の解答時間があります。
出題形式は全問、文学書や詩集などの抜粋の長文読解で、
長文は1パラグラフ(200ワード程)のものから、
2~4パラグラフ(400ワード~800ワード)のものまでありますので、
良いペースで問題をこなすためには、出題内容(長文)をよく理解した上で、
解答に結びつく箇所を素早く見つける必要があります。

■テストの出題内容
国別の文学で分けると、出題内容・割合は下記の表の通りです。

ブログ-Subject Test Literature 1

アメリカ文学の出題内容Mark Twain、Nathaniel Hawthorne等、
イギリス文学はW.B. Yeats、Rudyard Kipling等の著書の抜粋が長文として出題されます。
その他の国の文学は、アメリカとイギリス以外の英語圏の国々の文学者による文学書の抜粋が出題されます。

出題範囲は、下記の表の通り、ルネサンスから20世紀までの文学を対象としています。

ブログ-Subject Test Literature 2

ルネサンス~17世紀の文学には、
シェークスピアや探検家ジョン・スミスの著書などがあり、
18世紀~19世紀には、Charles Dickensの小説やDante Gabriel Rossettiの詩集があります。
また、出題割合が最も高い20世紀の文学には、
第一次世界大戦の戦記からポストモダン文学までが含まれます。

最後に出題ジャンルですが、下記の表の様になっています。

ブログ-Subject Test Literature 3

フィクション小説、エッセイ等の文学書と詩集が出題割合の大半を占め、
残りわずかが演劇の出題となっています。

出題ジャンルが違っても、問題内容は同じで、下記の3タイプあります。

1. 長文内の語彙・表現と同じ意味を持つ言葉を選択する問題
2. 長文内のtheme, irony, stanza等を選択する問題
3. 長文全体の内容を問う問題

今回、ご紹介したEnglish (Literature)テストの最善の勉強方法は:

普段から英米文学の小説、詩集、演劇、ルネサンス文学、ポストモダン文学に問わず、
何でも読み、文中の難しいと思った語彙の暗記、
また、theme, irony, stanza等を探し出し、理解するまで考えること


だと思います。

練習問題がありますので、是非やってみてください!!

また、バイリンガル・アカデミーではSAT Subject Testsのサポートも行っておりますので、
ご興味のある方は是非一度無料体験レッスンを体験してみてください。
こんにちは。バイリンガル・アカデミーです。

ずいぶん暑くなってきましたね。


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前回はWorld Historyについて説明しましたので、
今回はU.S. Historyを紹介いたします。

■どんなテストか?
アメリカ合衆国の歴史、
つまりコロンブスのアメリカ大陸発見前から現在に至までの約600年についての歴史のテスト
です。
日本史のアメリカバージョンといったところでしょうか。
アメリカ合衆国でどのようなことが起きてきたのかという歴史についての理解度をはかるテストです。

全部で90問(World Historyより5問だけ少ないですね)、
制限時間は他のSubject Testsと同様で60分です。
全て選択形式の解答となります。

出題内容を見てみましょう。
年代で大きく分けると以下の3つになります

ブログ-U.S. History 1

これではあまり役に立たないですね。
もう少し詳しく見てみましょう。

ブログ-U.S. History 2

こうやってみて見ると、年代別に全体的にまんべんなく出題されている印象を受けます。

今度はその歴史を様々な側面から見たときに、どのような出題分布になっているのでしょうか。
それを表したのが下の表です。

ブログ-U.S, History 3

このテストでは以下の3つの力を見るテストとなっています。
・アメリカ合衆国が築かれいく中で、主要な歴史上の出来事がいつどこで起きているかについての理解
・歴史上の事実どうしの因果関係の理解や、その分析のための基本的な概念の理解
・歴史上の装飾品や美術品といったものや、出版物などと歴史上の出来事の関係についての理解


短いアメリカの歴史であれだけの人種が
どのように一つの国家で生活をするようになったのか、
世界一の大国の座を獲得したのかは逆に興味深い
ですよね。

今回も是非実際の問題を解いてみてください。具体例

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ご興味のある方は是非一度無料体験レッスンを体験してみてください。
こんにちは。バイリンガル・アカデミーです。

東京は昨日も晴れましたね。


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これまで数学MathematicsScience自然科学の説明をしてきましたが、
今回はHistory歴史について説明いたします。

その前に少しおさらいをしておきたいと思います。

●SATとは「アメリカの大学を受験する際に受ける統一テスト」である
●Reasoning TestとSubject Testsの2種類がある
●Reasoning Testは英語と数学のテストで全てのテストを受ける。ほとんどの大学がそのスコアの提出を求める。
●Subject Testsは20種類の科目の中から必要なものを選んで受ける。大学によって求められたり求められなかったりする。


SAT Subject Tests(旧SAT Ⅱ)の科目はEnglish英語、Languages言語、
History歴史、Mathematics数学、Science自然科学の分野で、全部で20科目あります。
どの科目も試験時間は1時間で、答えはすべて選択肢から選ぶものです。


SAT Subject TestsのHistoryには
・World History 世界史
・U.S. History アメリカ史


の2科目があります。

World Historyは世界中の歴史について取り扱ったテストで、
U.S. Historyはアメリカ合衆国だけの歴史について取り扱ったテストです。
したがって、World Historyの方は広く浅く、U.S. Historyの方は狭く深くといったイメージです。

今回はこのうちのWorld Historyについて説明します。

■どんなテストか?
いわゆる世界史です。
地球上でどのようなことが起きてきたのかという歴史についての理解度をはかるテストです。

全部で95問、制限時間は他のSubject Testsと同様で60分です。
全て選択形式の解答となります。

出題内容を年代別と地理別とに分けて見てみると、以下のようになっています。

ブログ-Subject Tests World History

このテストでは以下の3つの力を見るテストとなっています。
・世界が築かれいく中で、主要な歴史上の出来事がいつどこで起きているかについての理解
・歴史上の事実どうしの因果関係の理解や、その分析のための基本的な概念の理解
・歴史上の装飾品や美術品といったものや、出版物などの中の言葉についての理解


先ほどWorld Historyは広く浅くといったイメージだと書きましたが、実際に出題されることはほぼ決まっています。
そのため覚える知識量が多量なのかなと思いがちですが、実はそんなに多くなかったりします。

どんな問題がでるのか、まず出題例。を是非ご覧になってください。

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こんにちは。バイリンガル・アカデミーです。

昨日は予報が外れて良い天気でしたね。

今回はPhysics物理について説明いたします。

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■どんなテストか?

名前からお分かりかと思いますが物理学をどれだけ理解しているかを測るテストです。
制限時間は他のSubject Testsの科目と同様60分で、問題は全部で75問であります。
ざっと計算をすると1問あたり48秒しかありません。

裏を返せば、48秒では答えられないような複雑な問題は出題されないということです


ここでは以下の3つの力を見ています。

・物理学の基本的な概念を理解・記憶しており、
それを物理現象を題材にした問題を解くことに適用できること
・基本的な算術計算(四則演算や比、三角関数など)ができること
・問題で扱われる実験で何をしているか理解できること



このように並べると難しそうに見えてしまいますが、
基本概念さえしっかり学んで理解し問題演習をしていれば問題ありません。


つまり、
物理学を学ぶにあたって、基本的なことは理解できているかどうか
が見られています。

出題内容の内訳は以下のようになっています。

ブログ-Physics

量子力学と聞くと、難しい印象を受けてしまいますが、
さっきも述べた通りベースしか聞かれません。
日本の高校のカリキュラムにないことも範囲に入っていますが、
とにかく基本ばかりですので十分対策可能です。

以下に例題が載っていますので是非解いてみてください。

SAT Subject Tests Physics例題


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こんにちは。バイリンガル・アカデミーです。

天気予報では今週の東京はずっと雨みたいですね。


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前回に引き続きSAT Subject Testsについて説明したいと思います。

今回はScience自然科学についてです。

Science自然科学は
・Biology E/M 生物 生態学/分子生物学
・Chemistry 化学
・Physics 物理

の3科目があります。

今回はそのうちのBiology E/MChemistryを取り上げます。

まずはBiology E/Mからです。

■どんなテストか?
生物学をどれだけ理解しているかを測るテストです。

E/Mと表記されていますが、
Eは「Ecological生態学」、
Mは「Molecular分子生物学」
を省略して書いたものです。

どういうことかと言いますと、2種類の試験があって、どちらにするか選択できるということです。

問題は全部で80問あって、60問はE/Mで共通ですが、残りの20問が異なります
Eの方はより生態学に重点を置いた設問で、
Mの方はより分子生物学に重点を置いた設問となっています。


出題分野と出題数はだいたい以下のようになっています。

ブログ

以下の3つの力が要求されます
・生物学の基本的な概念を理解しており、
また基本的な語句をしっかりと理解していること
・上記の基本的な知識を適切に適用することができること
・データを見て情報を読み取ることができること


計算問題が出題されますが、計算機を使うことはできません。
しかし使うまでもない計算しか要求されません。

センター試験の生物と比較すると、基本問題ばかりというところでしょうか。
重箱のすみをつつくような用語や概念について問われることもないですし、
データの読み取り問題についてもどれもよく取り上げられるものばかりで、
基本的なものばかりです。


次はChemistryです。

■どんなテストか

これは化学の理解度を見ています。

こちらはBiology E/Mと異なり、1種類しかありません
問題数は85問で、すべて選択肢から選ぶものです。
(Subject Testsの解答方式は全て選択肢から選ぶ形式です。)

出題内容と出題数はだいたい以下のようになっています。

ブログ

Thermochemistry熱化学の分野であるエントロピーの概念については
日本の高校までの教育課程には入っていないため、なじみが薄いかもしれないです。
また電子軌道に関する問いもあるため、日本の高校過程で学んできた生徒は補足が必要
です。
そのかわり有機化学に関する問いがありません。

以下の3つの力が要求されます。
・化学の基本的な概念を理解しており、また基本的な語句をしっかりと理解していること
・ある原理を用いて具体的な状況を理解し、
数値を算出したり物質の性質に関する問題を解くことができること
・データを見て情報を読み取り、その情報をもとに問題を解いたり結論を導きだすことができること


センター試験の化学と比較してみても他の科目と同様どれも基本的な問題ばかりです。
やはり基礎をしっかり固めれば十分に対応できる問題ばかりです。

少しでも興味を持った方は実際に解いてみてください。

また、バイリンガル・アカデミーではSAT Subject Testsのサポートも行っておりますので、
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