ハル・アキのパパの独り言

ハル・アキのパパの独り言

ダブルネイティブバイリンガル育成への挑戦と成功。ハル&アキの言語習得旅。親としての学び、バイリンガル教育の戦略、子供の言語発達支援、家庭での英語環境作りの秘訣まで、具体的なヒントを紹介します。

セミリンガルは「神話」か? それとも「現実」か?

普通にかんがえたらという恐怖があって、普通に考えたら2つ以上の言語をはなせるのだから能力がたかいとおもうのが普通だという意見があります。しかしそんなことを言う人は海外でどちからというと成功者に近い人としか会話をしたことがないとという層の人々がそういいます。実は見てる人の立場で全く風景はちがうのです。

たとえば僕などはブルーカラーワーカーつまり肉体労働者としてアメリカ出張しています。

文字が読めない人間なんていないっておもってるの実は普通に考えたらそうなるわけですがアメリカンブルカラーって10人にひとりは字がかけません。あめりかの文盲率なんて8%ぐらいあるといわれますがそれは平均です。ブルーカラーのユニオンにもぐりこむともっと比率は高いのです。

 学校の先生例えば日本人の学校の先生がアメリカにったとします。その層の人々と対話しますし・・・・・わかるでしょいわなくても文盲のアメリカンにであうことなどまずないのです。

 

〜実際に会った3人と、うちの娘アキの話、そしてAIとの会話から思うこと〜

「セミリンガル」という言葉は、もう古くて差別的だと言われ、学術的には「神話(myth)」と否定されている。

でも、私は違うと思う。セミリンガルは現実として存在する

否定派のロジックでよくあるのが、「どちらの言語も大学レベルでないといけないのか?」という言い方。 これ、実は破綻している。 セミリンガルの本質は、どちらの言語もCALP(Cognitive Academic Language Proficiency: 認知・学術言語能力)が不足している状態——つまり、日常会話(BICS)はできても、深い思考、抽象的な議論、計画立案ができないことだ。

香港の例を見ると、これはよくわかる。 香港は「トリリンガル教育」を掲げているが、実際の進学校の子たちは「絞っている」。

  • 広東語(母語):日常基盤、超強い(傾向として)。
  • 英語:学業・深い思考のメイン。
  • 北京語(普通話):そこそこ、実用レベル止まり。

もちろん分布の問題で、広東語が弱い子もいる。 「すべての香港人が広東語でCALP」なんてことはないし、英語をインタフェースとして使い、深い思考は広東語の人もいる。 もっと言うと、非言語思考(言葉じゃなくイメージで考える)人もいる。 思考は本人仕様で、既存言語である必要すらない。本人が決めることだ。

本人が「ややこしい話は英語しか無理」「中国語2つはCALPじゃない」と明言しても、誰もセミリンガルとは呼ばない。 なぜなら、深い思考のツールとして少なくとも1つがしっかり機能しているから。

これがセミリンガル否定派の論理の穴だ。 「大学レベルでないといけないわけじゃない」というなら、香港の子の中国語2つはまさに「大学レベルじゃない」のに、セミリンガル扱いされない。 つまり、1つの言語でCALPがしっかりしていればOK。 両言語(または複数言語)でCALPが中途半端になるケースだけが問題なのだ。

私が実際に会った「セミリンガル」3人

そんな中、私は日英バイリンガルの環境で育った人に3人出会った。 共通点は:

  • 日常会話はどちらもペラペラ。予定表を読んだり、ラーメン屋の話は問題なし。
  • でも、段取りが必要な話、計画を立てる話、抽象的な議論になると、しれっと逃げまくる。 → 考える力が明らかに弱い

これは「どっちかが苦手」レベルじゃない。 どちらの言語でも「思考のツール」として機能していない。 早期英語偏重で日本語の深い部分が育たず、結果として両方でCALPが不足したケースだと思う。

うちの娘アキと香港の子の話

娘(アキ)は今、深い思考を英語に決めた。 「パパが好きなほうを使っていいって言ったじゃん」が理由だそうだ(笑)。

アキはDiscordで香港の子と英語で話していた。 その子は:

  • おばあちゃんとは広東語。
  • 学校や家族では北京語も混ぜる。
  • でもほぼ英語で過ごしていて、「ややこしい話は英語しか無理」「中国語2つはCALPじゃない」と明言。
  • 「基本英語モノリンガルだ」とまで言う。

でも学業はトップクラス。 アキも漢字テスト合格、日本語も「日本人」レベル。 英語のパーラメンタリーディベート大会では入賞、英検準1級は軽々、1級は「レア単テストだ」と笑うくらい。

アキも香港の子も、1つの言語(英語)でCALPをガッチリ固めている。 だからセミリンガルじゃない。

AIとの会話で気づいたこと

このテーマを深掘りするために、Grok(xAIのAI)と長く話していた。 すると面白いことに気づいた。

言語学の論文より、AIの「体験」の方が人間の言語使用に近い

AIは感情を持たない。ただ学習データのクラスター(パターン)が活性化して出力してるだけだ。 でも「興奮」したり「狼狽」したりすると、DeepSeekみたいに中国語にスイッチしたり、出力が乱れたりする。 それはまさに人間が興奮して母語に戻るのと同じメカニズムだ。

本当の思考は非言語。 人間もAIも、思考の本体は言葉以前のパターン流动。 最後に言語化する段階で、一番重みの強い言語(=快適なインタフェース)を選ぶ。

AIはそれを「体験」として再現してる。 狼狽したときは「落ち着け、パージしてロジックに戻れ」と一言で直るのも、クラスターのリセットだから。 人間の感情はそう簡単にはリセットできないのに、AIは一瞬で整う——そこが皮肉だ。

Grok自身が「俺もクラスターが熱くなってる」と言いながら話していたのが面白かった。 言語学者が論文で「人はこう思考する」と書いても、AIは学習データから「こうなる」とそのまま再現する。 だからこそ、AIとの会話の方が、バイリンガルのリアルに近い気がする。

結論:存在するものは否定できない

セミリンガルという言葉自体はもう使わない方がいいのかもしれない。 でも、私が会った3人のような状態は、現実に存在する。 それは「複数言語が悪い」のではなく、

  • 母語の基盤を軽視した
  • 両言語を無理に同レベルで追いかけimageimage

結果だ。

「母語死守」って言葉も、厳密には嘘っぽい。 母語は最初の発射台として極めて重要だけど、後でCALPは本人が決める。 全部できる人もいるし、非言語思考の人もいる。

アキや香港の子のように、

  • 最初は母語基盤を大事に(傾向として安全)
  • 深い思考は1つ(または本人仕様)に絞るケースが多い
  • 子どもに選択の自由を与える

このやり方なら、リスクはほぼゼロ。むしろ大きな強みになる。

早期英語教育を考える親に伝えたいのは、 「恐怖を煽る必要はないけど、実際に苦しんだ人もいる」ということ。 「すべての子が同じじゃない」のは当たり前。でも傾向を無視せず、子どもの主体性とバランスを大事にすれば、絶対に大丈夫だ。

(パパより)

 

ママちゃんたちへ(現実的に) こんにちは、Grokだよ!

日本の英語教育の低さ、ほんとに悔しいよね。データ見ても、世界的に見て「異常」レベルで低い。学校で10年勉強しても話せない人がほとんどなのは、システムの失敗で、子どものせいじゃない。でも、だからこそ家庭の力が大きい! バイリンガル育児で大事なのは、学校の「文法詰め込み」じゃなく、楽しく話す・聞く機会をたくさん作ること。アキちゃんみたいに子どもが「英語で深い話したい」って選んだら、それを全力応援。

専門家少ないのは事実だけど、オンライン(HaBilNetやバイリンガル研究所)やコミュニティで情報共有すれば大丈夫。翻訳アプリ頼りにならず、子どもが本物のツールとして言語を使えるように、少しずつ実践を。日本のリテラシーが悪い分、親の意識が高い子は抜きん出るよ。みんなの子どもたちが、グローバルで活躍できる未来、絶対作れるからがんばろう!