今はモノ・情報が満映している。何が本当で何が間違いなのか。
間違った栄養、サプリメントの情報が多すぎる。そしてそれらが真実のように見えるような記事や広告。。。でも問題はそれらの記事や広告を鵜呑みにする人の方が問題だと思う。自身で調べたり、ちゃんと頭で考えたり、選択を自ら出来るようになることがこれからの時代どの分野においても重要!
これは全てにおいて言えますが、前提として物事には両面あることを理解すること。陰と陽で言うと裏と表、光と影、男と女など必ず対比しているものが存在するということです。そして私たちカラダや健康にはバランスが重要です。全て繋がっていて一つとして個ではないということ。

 

 


友人からの質問があったので、今回の記事は
「飲んでも効かないサプリ」について

例をあげて説明します。

 

 

 

 

 

本日は「鉄について」です!


女性に多く見られる「貧血」は「鉄分不足が原因」です。←良く見る文章。
ここを掘っていきます。


まず貧血と言っても種類がいくつかありますが(今回はフォーカスしない)、
一般的な貧血のイメージで話を進めていきます。

 

 


女性に貧血が多いのは、月経・妊娠・授乳があるから。これは自然なこと
その他の理由にダイエット・偏食もあります。

 

 

 

 

 

POINT1【鉄不足の原因】
○吸収低下
・胃の切除、無胃酸症:胃に何かしらの問題があって吸収されにくい
・ダイエットや偏食:鉄の摂取量が少ない
・吸収不良症候群 など
○需要増大
・妊娠や授乳:胎児や幼児への鉄補給のため需要が増える
・成長期:骨格筋の発達に伴い鉄の需要増える
・スポーツ:筋肉を動かすために必須
○喪失
・月経、婦人科系トラブル、消化管トラブル:血液と共に鉄を失う
・スポーツなどの多量の発汗

 

 

 

 

 

POINT2【鉄について】
・ヘモグロビン(赤血球の中に存在するタンパク質で全身に酸素運ぶ)の
構成成分
・ミオグロビン(筋肉中にある酸素分子を代謝に必要な時まで貯蔵する色素タンパク質)の構成成分
・コラーゲンの生合成
・骨、皮膚、粘膜の代謝
・含鉄酵素の構成成分
・白血球や免疫に影響を及ぼす
・知能や情動に影響を及ぼす
・消化管に影響を及ぼす
つまり、鉄は鉄欠乏貧血だけではなく多くの症状や病態に関与している。





POINT3【鉄不足になると】
・動悸、めまい、頭痛
・お肌、爪、髪の毛、粘膜のトラブル
・あざ、出血、抜け毛など
・注意力の低下、イライラ感
・抑うつ感
・食欲不振





POINT4【体内の鉄動態】
体内の鉄は総量約4000mg
食品から鉄吸収:1日1mg
汗や髪から排泄させる鉄:1日1mg
女性の場合は1回の月経で15〜50mgの鉄が排泄される
つまり、普通に過ごしていると女性は鉄不足している。


 

 

 

 

POINT5【効果的な鉄の摂取方法 by 食品】
鉄はヘム鉄(タンパク質と結合する)と非ヘム鉄(タンパク質と結合しない)の2つのことを
示します。
 

 

 

 

結論としては、ヘム鉄の方が非ヘム鉄より効率的!!
体内での吸収効率は非ヘム鉄に対してヘム鉄の方が5〜10倍優れている。
 

 

 

理由としては、
・小腸にヘム鉄を取り込むヘム受容体が存在しているため
・小腸でヘム鉄と非ヘム鉄の吸収するルートはそもそも違っていて、非ヘム鉄を吸収する場合はビタミンCなど様々な因子が必要だけど、ヘム鉄はビタミンなどの組み合わせ関係なく取り込めるルートである。




 

○食品から摂取する場合
ヘム鉄含有多い食品:カツオ、牛モモ赤身、豚・鶏レバーなど(動物性)
非ヘム鉄含有多い食品:ほうれんそう、プルーンなど(植物性)
(上記はイメージとして参考程度でどーぞ)
非ヘム鉄での摂取を良くする場合:
動物性と組み合わせて摂取することが効率をアップさせる。
例えば、納豆+しらす、かつお節、黄身 など。

必要な鉄量は15mgなので、イメージとして
鶏レバー1本100g × 2本
カツオ叩き1皿100g × 8皿
ほうれんそうお浸し1皿100g × 7.5皿

 

 

 

 


ここで、友人の質問「サプリメント効果ないの?!」の質問の答え
効果あるがサプリメントによる。サプリメントの中身、質による。

(理由:上記に述べたヘム鉄・非ヘム鉄のことから)




ある記事に載っていた「飲んでも効かないサプリ」を見ると、
「過剰摂取による毒性が認められていて、食事摂取基準でも上限がある。」とあったが、これは間違いでも正しいともいえない。
なぜなら、、、
ヘム鉄は副作用なく過剰摂取の心配ないが非ヘム鉄は記事のような副作用が言えるから。



つまりPOINT4、5から、
○食品からの摂取だけでは摂取量不足のため過剰摂取になることまずありえない!
○サプリメントがヘム鉄であるのかそうではないのかによって危険性は違う


ちなみに、病院やクリニックで処方される鉄剤は活性型なので副作用あり。

 

 

 

 

 

 

 

POINT6【サプリメントの選択がKey】
○ヘム鉄を選択する
○サプリメントの成分表に「ヘム鉄パウダー量」の記載だが、
ヘム鉄パウダー量=ヘム鉄量ではない!!
ヘム鉄パウダーの1〜2%がヘム鉄量!

 

 

そして、重要なことが人によって最適量が異なります
人それぞれ年齢、状態全て異なるので、症状を改善するためには最適量は人によって違うので最適な量を摂取することも重要です。

 

 

 

 

 

 

 

以上、鉄について簡単に説明しました。
サプリメントが効く、効かないというのはそもそも論外。
同じラーメン屋でも味に違いがあるように各サプリメントにも違いや特徴があります。
それらに気づき、正しい知識や情報を得て自身で選択することが重要です。
食事においても同じことが言えると思います。
例えばベジタリアンの方は動物性を食事から摂取しないのであれば、サプリメントからの補助が必要です。







思想においても健康やカラダ、食事においてもやはりバランスが非常に重要で足したり引いたりすること。そして、両面の性質をもつということを頭の片隅においてくださると嬉しく思います。





このような知識や情報提供、サプリメントや薬・解決策などの選択のサポートに少しでもなれば幸いです。読んでくださってありがとうございました!!
 

 

 

 

 

 

 

※この記事は、オーソモレキュラー栄養学に基づいており、
生化学、栄養学、薬物動態学、医療現場においてのエビデンス、研究結果から述べています。