バクマン。を観てきた。
原作は、読んでいない。NHKのアニメを、チャンネル変えがてらついでに数分見たことが
あるくらいだ。
今日は面接受けてきたその後で、前夜から寝れてなく、緊張で肩こり→大頭痛祭りの、朦朧とした中で観たので、もう一回、もしくはDVDで詳しく見たい、万全な体調で。
眼も耳も、感覚を研ぎ澄まして観ないと勿体ない、そんな映画だ。
大根監督の小ネタ炸裂(堤組だったそう、糸井さんの対談の時言ってた、どうりで)、
細かい箇所や音楽も細かく聞き入りたいし。
【本編】
佐藤健は美しい。
人斬り以蔵しかり、彼は苦しみ抜く姿を演じるのが、もの凄くうまい、素晴らしい。
充血した、感情に目を釣り上がらせる表情は、観ていてその気迫にゾクゾクする。
半面、美しく色気があり過ぎるが故に、イケてない童貞感を演じる時は、もたつきというか、違和感を感じた。
アズとの会話は、
サイコ― 「え?」
アズ 「え?」
と言った、思春期の甘酸っぱいやり取り、かみ合わない会話が多々あるのだが、佐藤が演じると、こちらが見慣れないせいもあるか、違和感を感じた。
やはりこの辺は、伊藤淳史などの童貞感、キョド感を演じたらピカイチな役者に比べると
さも演じてる風に映ってみえてしまった。
で、神木君だったらどう演じたろうと思ってしまう。
サイコーシュージンはキャスティング逆じゃないのか、との意見が出回ってたけど、この
点にあるのかな。
一方、シュージンは最高である。
あえて神木君とは書かない。彼はシュージンになり切っていた。
佐藤健が演技のうまい人とするならば、彼は役に憑依するタイプの人である。
(誰かが、ガラかめで言う亜弓さんとマヤ、とつぶやいてた。うまい!!)
この映画で他の誰よりも一番画面に馴染んでいた。
自然に高校生に見え、シュージンという人物がそこに生きてるように見えた。
メガネにマンガの紙面が投影される、作品を思いついた時の閃きの演技、目の動き、好きだ。
ここのシーン、モノづくりの人々の「降りてくる」を、視聴覚的に表現するアイディア・作法が、素晴らしかった。
また全編を通して、脳内にあるアイディアを早くアウトプットしたい、したいと急く気持ちが
あのプロジェクションマッピングや、劇中曲に現れていて、とても良かった。
きっと、ものを創る人達の脳内は、あんな風にめくるめいていて、焦燥感に駆られているのだろうと感じれた。
それと、シュージンがとても高校生らしく感じたのは、終始、鼻の頭やほほに、うっすらと汗をかいていたからである。
メイクさんなら、粉で押さえたくて仕方が無かったろうが、それがいい。
佐藤健が、サラリと涼し気な顔でたたずむ反面、その横に、いつもちょっと上気してるような、学生独特の、熱っぽい、青臭い脂をうっすら浮かべたシュージンがいるのが、リアルに高校生を感じて、とても良かった。
アズ演じる、小松奈々の透明感は凄かった。
むさ苦しい、男ばかりの画で余計そう思える。
そういう風に一服の清涼剤のように撮られてるからでもあるが、どこ見てるか焦点のあってないような目線と、彼女もまた鼻がいい。
鼻の先がほんのり赤く、色素の薄く真っ白な肌の中に上気した鼻先が、目線と共に色気を感じさせた。
監督がオーディションで入ってきた瞬間、彼女と決めたらしい。
一瞬で画力がある。画になる女優さんなんだな、と思った。
と、ここまで主要3人書いたところで、力尽きた。この映画には、まだまだ語るべき俳優が山ほど出ているのだ。
もう一回、はっきりした頭で見てから、続きを書きたい。
肝心の【音楽編】についても書きたいし。
