こんにちは。大野梨咲(りさ)です。
美女のたたずまいブログへようこそ。
最初にちょっとだけ業務連絡です。
あきらさん、お手紙ちゃんと出版社様から届いていますよ。本当にありがとう。
(かつてのスーパーモデル、カレン・マルダー)
またずいぶん時間が空いてしまいましたが、シリーズの続きを書かせていただきますね。
モデルさんと女優さんの間にまたがる、大きな壁。
どうして雑誌で大活躍していたモデルさんが、女優さんになるとパッとせずに消えて行ってしまうのかを前回は「演技力」の有無からお話ししました。
それはそうですよね。
モデルさんに話す演技力は問われませんから（笑）
今回は「お仕事に向かう態度」という切り口から書かせていただきますね。
以前、誰もが知っているファッションモデルさん二人が雑誌で対談していたの。
その中で私はすごく驚いたことがあって、それがモデルさんと女優さんの壁じゃないかと思っているのね。
(シンディ・クロフォードとクローディア・シファー、いずれも過去一世を風靡したスーパーモデル)
その雑誌が手元にないので、雰囲気だけ思い出して書いてみますね。雑誌を卒業した彼女たちが、モデル時代を振り返って対談している内容だったの。
Ａ子ちゃん 「Ｂ子はあの頃、デートに行くからって私に残りの服を押し付けて帰ったでしょう？」
Ｂ子ちゃん 「そうそう、彼のことで頭がいっぱいだったから。ごめん。」
みたいな会話だった記憶よ。
Ｂ子ちゃんはデートしたいが故に、同僚のＡ子ちゃんに自分の着るはずだった洋服を押し付けて現場から帰ったというもの。
これを読んで私は本当に驚いたの。
ええええ？仕事を放棄してデートに行くことがモデル界では可能なの？
それをいくら過去の話とは言え、何十万部も刷られる雑誌の対談で話すの？
(これもクローディア・シファー)
自分のオフィスを思い出してなんだかがっくりきたのを覚えているわ。
だって自分の仕事を押し付ける相手なんていないし、第一そんなこと許されないもの（笑）
自分の責任をきっちり果たすものという暗黙の了解で成り立っているのが普通のオフィスでしょう？
そして押し付けたくても代わりの人なんていないでしょう？
仕事を教えているだけでも時間がたってしまう（笑）
でも、私のいる世界が特殊なのではなくて、彼女たち二人の世界のほうが特殊だと思うのね。
(これはリンダ・エヴァンジェリスタ。彼女はスーパーモデルのトップだったの)
お仕事というのは、様々な方面での能力と、組織の中で求められる人間性など、たくさんのものが求められて、それがそろっていると成功するのよね。
でも、ファッション雑誌のモデルさんはある特定の方向の能力、「ビジュアル」が優れているとほかの部分は目をつむってもらえるのかしら・・・
現役モデルさんからは怒られてしまうかもしれませんけれど、高い職業意識がなくても、爆発的な人気を得ることができるケースがあるんだろうなって思うの。
かといってそのまま女優業でも通用するかというと、そんな甘くはないはず。
女優さんがほかの女優さんに「ちょっと私の出番もこなしておいて」というわけにはいかないでしょう？
先ほどのモデルさんの意識で、女優業をスタートさせたらかなり辛い日々が続くのは目に見えているわ。
女優に求められる能力は「ビジュアル」と「演技力」だけじゃないものね。
実際この二人は女優さんはアルバイト程度だったり、そもそもやっていなかったり。
というわけで、前回は「演技力の有無」 今回は「職業意識の差」がモデルさんと女優さんの間に立ちふさがる壁かなって思うわ。(※ モデルさんすべてがという話ではないのでご理解くださいね)
またこの続きは書かせていただきますね。
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