こちらの続き♡
例えば、患者さんの治療方針を考える。
もちろん、
所属している組織が
バックアップしてくれるとはいえ
私はスキルも経験なく、いつも不安だった。
カルテに署名をするということは
担当医である「私」が決めて、
処置を行うということになる。
患者さんの身体は、一人一人ちがう。
背景も異なる。価値観も異なる。
だから絶対の正解はない。
そんな中で、
どう治療を決めていいかわからない。
レントゲンの前で途方に暮れながら
思っていたのは、
『自分で決めたくない』
『先輩の許可が欲しい』
『自分より偉い人に、決めて欲しい』
『何かあったときに責任を取りたくないから』
とりあえず目の前のことをやって
守りに入って安全なことだけやって
時間さえ経てばお給料は入る。
あー、仕事早く終わんないかな〜って
いつも時計をチラチラ見ていました。
本業がしんどい。
これが、
ビジネス講座に入ったきっかけです。
そこから、
ビジネスを通じて学んだことが
本業にもすごく生きている。
自分の持っている武器だけで
勝負することが、プロではないのだ。
こんなことも、知らないの？
こんなことも、できないの？
周りにそう思われてもいい。
そんなことは、どうでもいい。
考えられるだけの手を尽くす。
わからなければ、わかる人に聞く。
できなければ、専門家にお願いする。
最終的に、
患者さんが得られる利益だけを、考える。
未来は誰にもわからないけど
そんなふうに自分を使い尽くして
『できることはやった。
だから、結果は引き受けます。』
プライド激高女だった私が、
そう思えるようになったとき。
仕事は
ただの時間つぶしではなくなった。
今も、常に手を抜きたくなるし
めんどくさいことなんて、やりたくない。
それでも
自分で決めて、引き受ける
その過程で自分を使い尽くす
そんな仕事の面白さを、
知ってしまったから。
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