午前中、対面でコンサルさせていただいた後、
1つ前の記事の通り、「下北沢の本屋B&Bさんへ。
作家の藤谷治さんの「文学の教室」というイベントに参加。
課題本は、夏目漱石の『わが輩は猫である』。
藤谷先生の目の前に座って、先生のお話を伺って、
最後に『わが輩は~』の感想を求められた私。
ピ~ンチ!!
なんでって、読んでいったのは、まちがえて『坊ちゃん』。
さあ、どうする? 私!」
だったんだけれど、
一応ね、文学女子だった私、夏目漱石さんは文庫に出ているものは、
20代前半に全部読んでいる。
森鴎外さん、樋口一葉さん、島崎藤村さん、
太宰治さん、三島由紀夫さん、川端康成さん、谷崎潤一郎さん・・とか一通りね。
まあ、本読みたくて、会社でも「本読んでていいよ」って言われて
読んでたのに、通勤ラッシュの時間がもったいないなと、
若干22、23歳で起業する人間なんで(*^^)v
コンサルする際に、人の構造、感情のデータベースが多量とうたっているのは、
ダテではないのです。
下北沢の本屋B&Bさんは、小さいけれどとっても雰囲気のある、
独特の本屋さん。
ちょっとおしゃれで、コーヒーなど飲みものも買える。
奥の大きなテーブルがイベントスペースになっている。
で、作家の藤谷治先生。
とってもとっても高い教養の方で、お話がすごくおもしろかった。
47分の夏目漱石の講義だったんだけれど、
夏目漱石という人、作家というもの、書く時のアドバイス、
もりだくさん。
で、最後に、「人数が多くて全員には聞けないんだけれど、
感想書いてきてくれているので」、と1番に私をあてていただいた。
始まる前に、先生の目の前の席で、走り書きの感想を
一生懸命直してましたんで。
まちがえて、『坊ちゃん』だったけど。
んで、
「先生のお話を伺っていたら、自分の感想がくだらないなと思いまして」
と前置きし、
47分でお話いただいたなかで自分が思ったことを言ってみた。
「(読んでもいないが、『坊ちゃん』を読んで退屈だったので)
私も先生と同じように、退屈だと思ってしまったんですが、
なぜなのか先生のお話を伺っていてよくわかりました。
『漱石は、日本における西洋風の本格的小説になった、
なりかけた人』だということで、
翻訳の文章だからなんですね。
(漱石は、和文を否定する、漢文の人。日本語で小説にするには、
英文を翻訳するような文章にする必要がある、と考えた、というお話)
私は、川端康成さんの『雪国』が好きで、
和文で書かれた小説が好き。
漱石の小説の感想を言おうとすると、「その生き方は~である」
というような、論理的なものになる。
『雪国』は、情緒的なもので、そういう感想にはならない。
日本人として、心の奥から、
その心情に浸って味わう文章。
そういう文章が好きです」
その後、それを受けてくださっての先生のお話で、
本論と合わせて、日本の近代文学について、
流れがなんとなく実感でつかめたのだった。
で、私がどういうものが好きなのか、
どういうものを書きたいのか。
めっちゃめっちゃ、濃い時間でした。
藤谷先生、ありがとうございました。
この「文学の学校」は毎月やっているようなので、
常連化決定!
今月、ここでもう一つおもしろいイベントがあるので、
そこにも参加予定。
(たくさん、イベントあるみたい)
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