支えてくれる人がいない~『フランケンシュタイン』 | 言葉の羅針盤~人生・起業の悩み解決

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昨日は寒かった。

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1月11日(水)のテレビ

『100分で名著

フランケンシュタイン(2)

阻害が邪悪をうみだす(2)』

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フランケンシュタインて有名だけれど、

ちゃんと読んだことはない。

フランケンシュタイン (新潮文庫)/新潮社
¥767
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「怪物の内面を内側から描く」
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怪物の目から見た世界の文章表現がすごい。
「暗闇」という言葉を知らないから
「薄暗い不透明なかたまり」と表現する。

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これは

「文学の手法。異化。

日常性をはぎとって表現する」

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生まれたてのフランケンは、

外見は怪物だけれど、内側は赤ちゃんのように無邪気で純粋。

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彼の内側は

「子供のようでもあり、知的でもあっておもしろい表現」で

あらわされる。

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たとえば「感動した」は

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「痛みと喜びの混ざりあったものだった。

この感情に耐えきれず、おれは思わず身を引いた」

と表現される。

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フランケンは作り主の博士に見捨てられ、

人間たちに近づきたい。人間を理解したい。

だから読書をし、知識を得る。

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彼にとって、心の支えは、隣に住む仲のいい家族。

親しくなりたいと願う。

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そしてその思いは、怪物という外見で打ち砕かれる。

村を追い出される。

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フランケンは絶望する。

「無数の人間がいるのに、

おれを憐れみ、

支えてくれるものは一人もいない」

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そうして子供のように純真だった中身まで

怪物になってしまうのだ。

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人にとって人というのは、大事なのだな。

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ではまたね。