~誰と、合うの?
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『問題のあるレストラン』最終回。
たま子って、すごく人の気持ちもわかるし情熱的だけれど、
いつも冷静なんだよね。
客観的に見て、冷静に騒がずに行動する。
恋においてもそう。
これいいな、リアルで。
だってこれだけ自分をしっかりもって冷静な人が
恋だけぐちゃぐちゃになるって、リアルじゃない。
もんじ君とのことをみんなに聞かれ、たま子は答える。
「私と一緒にいたら、
もんじ君のいいところがなくなっちゃうの。
ここは違うよねっていうところが変わったら、
ここはいいよねって
いうところも変わっちゃうの」
「きっと、ちょうど彼と合う人がいて、
ちょうどいい関係を作れる人がいるの。
私じゃないんです」
「私、あきらめてませんから。
私は私と合う人が
いつかみつかるんです」
すごいな、これ。
思うに、たいていは、
目の前にいる人たちのなかで選んでしまうから
結局合わないのかもしれない。
こんなふうに、互いの性質を客観的に見て
判断できるなんてすごい。
そしてそのうえで、あきらめてないところがすごいんだ。
「いつかみつかる」とあたりまえに信じている。
こんな30歳(くらい?)、いたら平伏する。
女性をこんなふうに描く脚本家さんは、女性にたいして
敬意をはらってるよね。
安易に、もんじくんとラブにしなかったところが、すごい。
ではまたね。