アメイジングスパイダーマンの感想。


今までの映画のスパイダーマンが大好きだったので
受け入れられないと思っていたこの映画。
スパイダーマン
(ここでのスパイダーマンは無印のこと、アメイジングスパイダーマンはアメイジングと表記)
といえばトビー・マグワイアだし
新しい人は無理だなー、なんて思いつつ観てみた。


おもしろかったです。
受け入れるというか普通に引き込まれてしまった。


スパイダーマンでは
親友とヒロインとの人間関係にゴタゴタがあって
3は何とも言えない終わり方だったけど、
アメイジングは前回ほど人間関係に焦点を当ててはいなかった。
なのであまり力まず、ヒーロー映画らしく楽に観れたと思う。


アメイジングは予備知識を得ずに観たため、
クモの糸を出す機械には驚いた。
スパイダーマンのピーターには見られない特技だったが、
アメイジングのピーターは機械に強く、自分で装置を作っていた。
なぜ自力でクモの糸を出せないのかというのはよくわからないが、
クモに咬まれたところから糸を引っ張りだす描写があったので
あれが原因かな?と思っている。どうなんだろう。

あとコスチュームについて、
スパイダーマンではどんな素材を使っているのか謎だったが、
今回では作る行程も見せていて、1番興味深いところだった。
まずボディのスーツはスピードスケートのユニフォームを
色づけしただけかと思われる。なんだか寒そうだし、もろい。
このスーツのおかげで、今回のピーターは傷だらけである。
次に、マスクの目の部分。
これはサングラスのレンズを使っていた。
通りで目が光っていたわけだ。
主に夜に活動しているのに見えなくないのか、
クモだから関係ないのか、と色々思ったがヒーロー映画に突っ込むのはやめとく。


アメイジングの敵はリザードマンであり、
中身はピーターの父親の同僚だったコナーズ博士。
スパイダーマンのノーマン・オズボーンとは違い、かなりいい人だった。
(ちなみにノーマン・オズボーンは名前だけ出てくるが、重要人物っぽい)
コナーズ博士には右腕がなく、世界中の弱者を助けたいという願いをかなえようとしていた。
リザードマンになった経緯は省略。
今までのスパイダーマンでは
サンドマンを除いて全ての悪役は死んでいったが、
このコナーズ博士は元の姿に戻った上に生きのびる。ここには驚いた。
エンドロールの後にコナーズ博士は収容され、謎の人物と会話する。
次回作への伏線だろう。会話の内容も気になる内容だった。

リザードマンとの戦闘シーンは
パワーvsスピードという感じで、観ていて気持ちよかった。
アメイジングのスパイダーマンは本当にクモらしい戦い方をする。
(今思えばスパイダーマンは結構パワーでねじ伏せているところがあったと思う)
ただ、機械でクモの糸を出しているので
水のなかでは糸が出せなくなるのと、
リザードマンに腕の機械をつぶされそうになっていたところをみると、
今回は弱点が多いようだった。


ヒロインには触れていなかったが
アメイジングのヒロイン、
グウェンはMJほど男たちにモテモテみたいな描写は無く、
ピーターに好意を寄せている感じがすぐに見られた。
しかもアメイジングでは、
だいぶ早めにピーターがクモ男だとバレる(バレるというよりかバラすか?)
特に恋路を邪魔する人物がいないと思いきや、
このグウェンのお父さんが厳しい!怖い!
しかも驚くことに、警察官。スパイダーマンを逮捕しようとする張本人だった。
でもクライマックスでは、あんなことになるとは。
これは予想してなかった。
最後にピーターは約束をする、グウェンには近づかないと。


グウェンがピーターの家にやってきて、やり取りをするシーンは
今までのスパイダーマンのピーターとMJとかぶって、なんだか悲しくなった。
またこの嫌な感じで終わるのかあ、とがっかりしたが、
ラストの教室のシーンのたった一つのやり取りで
とてもすっきりした気持ちで終わることが出来た。
これはぜひ観てほしいところ。


ベンおじさんのことは思い出すのが嫌なので書かない。


グウェン役のエマ・ストーンは
この作品で初めて知る人もいるかと思うが、
「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」で主演を演じていた。
この映画も非常に良い映画だったのでぜひ観てほしいです。
ちなみにこの「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」では
スパイダーマン3でグウェンを演じていたブライス・ダラス・ハワードも出演している。
妙なつながりだけど何気にすごい。

コナーズ博士の人、どっかでみたことあるなって思ったら
ハリー・ポッターのルーナの父親役の人だった。
なんか全然雰囲気違う。


とりあえず次回作も非常に楽しみ。